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2014.07.07 より

ゲル中での硫酸バリウムの結晶 crystal of barium sulfate in gel [ゲル中結晶]

硫酸バリウムというと、例の胃の検査で飲む“バリウム”と称するあの白いヤツ。

どうして造影剤の定番となっているのか、詳しい事は相知らぬが、水に非常に溶けにくく、体内に吸収されにくい事も一つの要因であろう。

ただ、飲みにくいし、便秘の原因になるし、快適なものではない。

昔と比べれば撮影技術が向上したのか、飲む量も少なくなっているようだし、味付けにも工夫があるようだ。

だが、胃カメラの方も発達しているから、これが気軽に出来れば、要検査→精密検査の二重手間が無くなる。

だが、まだまだハードルは高い、

以前、知り合いの人がこの二重手間を省き、一回で正確な健診が出来ると、会社の健康診断で、このバリウム検査を飛ばし、胃カメラを希望した。

ところが、かつて経験した胃カメラ検査とは違い、ゲーゲーいいながら、痛くて苦しくてひどい目にあったということだ。

被験者の体の調子とかいろいろ諸事情が関係しているかもしれないが、検査技術の個人的格差は大きいものがある。

さて、結晶の事だが、期待に反して大きな結晶は得られなかった。

ゲルは硅酸ゲル。

ゲル中物質は硫酸ナトリウム。

ゲル外物質(上層の溶液)、は塩化バリウム。

試験管の様子。

PB094869_No32硫酸バリウム.jpg

No.32_131109_2.jpg


取り出した結晶。

No.32_131111_11.jpg.


ゲル内外両物質の濃度が高すぎるのかもしれない。

物質によって濃度を大きく変更する必要があるかもしれない。

遅々として進まぬ実験、得られぬ成果。


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