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2014.07.07 より

ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2) Comet Lovejoy [天体]

アイソン彗星が(ISON C/2012 S1)騒がれていたので、ミーハーの面目として一昨年の秋には何回か撮影した。

だが、その後あえなく自爆してしまい、満月よりも明るいかも?といわれた天体ショーは夢と消えた。

いつも見ている天体ソフトやその会社が送ってくる情報には当時からラヴジョイ彗星という名前が出ていて、アマチュア天体撮影者の写真も見かけてはいた。

ちなみにラブジョイ彗星とはオーストラリアのアマチュア天文家テリー・ラヴジョイ(Terry Lovejoy)さんが発見した彗星で、C/2014 Q2 とはラヴジョイさんが発見した5番目の彗星だそうだ。

芸名かペンネームかとも思えるような名前だが、デジカメを天体用カメラとして改造することを初めて提唱した人でもあるらしい。

アイソンの時の記憶からいえば、苦労して撮影して、ぽつんとかけらのような像が獲られるだけではそれほど興味がわかなかったが、双眼鏡で見えるとか肉眼で見えるとかの話を聞いてはほっとくわけにはいかず、撮影した。

撮影時はオリオン座の近く、今はスバルの近くあたりのはず。

夜が明るいから、もちろん肉眼では見えないし、双眼鏡では・・・?、双眼鏡は意外と難しい。

手持ちではぐらぐら揺れる上、どこを見ているか分からなくなるし、三脚ではその角度が急で姿勢がアクロバットのようになりとても我慢ができない。

(双眼鏡の視野が狭いためかもしれない)

その点、赤道儀があるとコンピューターで導入できるから楽だ。

天文マニアの人から見れば邪道かもしれないが、先が長くない身からすればありがたい。

望遠鏡をのぞくと、さすが4~5等星レベルだけあって、眼視で見える。

普通の星と違って、ボーッと青くにじんだ感じだ。

次の写真は10秒露出のものに軽く画像処理を加えたもの。

DSC03643ラブジョイ彗星単縮.jpg



さらにその写真30枚を重ね合わせて画像処理したもの。

N03643~03673(30)ラヴジョイ縮.jpg



彗星の尾は非常に淡いが、長く伸びているのが分かる。

この尾をもっと際だたせようと思うのだがうまくいかなかった。

30枚の写真となると、一枚10秒だから5分経過するが、実は、彗星だからかなり移動する。

10秒のものでも拡大して見ると線を引いているのが分かるが、5分となると明らかになる。

掲載しているものは画像処理で周辺が明るくなり、よくわからないが、中心部は線を引いている。

では、重ね合わせの時に、彗星を基準に重ねあわせればいいのだが、そうするとその他の星がすべて線を引くことになる。

どちらがいいかは好みだが、彗星の尾が浮かび上がればいいが、どちらでもあまり変わりはなかった。







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