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2014.07.07 より

オリオン座星雲 the Orion Nebula [天体]

冬の星座オリオンにはオリオン座大星雲のほかにいくつかの星雲、星団がある。

オリオン座大星雲はメシエカタログによれば、M42、M43であるが、その上の方にもNGC1973やNGC1981の星雲、星団がある。

メシエカタログとは、18~19世紀のフランスの天文学者メシエ氏が彗星を研究するに当たり、彗星と紛らわしい滲んだように見える天体をリストアップしたものだ。

それにはガスやちりでできた星雲や星の集まりである星団、銀河が含まれるが、当時の望遠鏡ではそれらが良く区別できなかったものらしい。

NGCとはNew General Catalogueのことで、メシエ氏の後、メシエ天体に含まれない星雲、星団、銀河をまとめたものである。ちなみに前2者を補遺したものにIC(Index Catalogue )がある。

NHKの番組「コズミックフロント」でもやっていたが、オリオン座大星雲の中心部では星が次々に誕生している。

それらは鶏の胎内の産道にある卵のように、成長・進化しつつ連なって並んでいる。

大星雲の近くにある星々、あるいはオリオン座の象徴の一つである三つ星もそれらが成長した姿といわれている。

てなことで、受け売りはこのぐらいにして、今度の写真は少し工夫してみた。

といってもマニアは当たり前のようにやっていることなのだが・・・。

露出時間を変えたものを重ね合わせて画像処理してみたのだ。

というのも大星雲の中心部(星が誕生しているところ)は明るく、周辺の星雲部は淡いのだが、周辺の淡い星雲部を目立たせようとすると中心部が明るすぎて白飛びしてしまい、星影や多少の明暗も吹っ飛んでべた塗りのようになってしまう。

そこで露出時間の少ない暗い写真を重ねて、むりやり陰影をつけようということだ。

その結果がこれ!

05・10・30トリ・周減デジ縮.jpg



わざとらしさが見えるのは否めないが、あとは腕と根気か?

このカメラはノーマルなので、赤い光はカットされたままだから、白っぽい感じになっているが、これはこれでいい気がする。

改造カメラも入手したので、おいおいそれでも撮ってみようと思う。

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