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2014.07.07 より

ソバナ 岨菜 [ハイキング]

先週、大山に登った。

去年だったか、朝早く家を出て、大山に直行し、そのまま「ユートピアコース」の登山を試みたが、途中で息が上がり、時間も浪費したため目的地(ユートピア小屋)手前で引き返したことがあった。

そうだったので、今度は前泊して臨んだのだが、間が悪いことに旅館で一晩中寝付けず、なんだか不安を抱えて登山することになった。

今回のコースは、普通の夏登山コースで頂上(弥山)に至るもの。

前日までは小雨が降るという天気が続いていたのだが、その日はうまい具合に晴れてくれた。

登山開始の時刻も申し分ない。

ただ、体調だけが心配という状態だったが、心配しすぎてもしょうがない。

ウィークデーだが、夏休みに入っているので、小学生の複数のグループが登山していた。

もちろん大学生や、毎日が日曜日の諸君たちも。

さすがに(広島)県北の山に登るとは大違いの賑やかさだ。

だから熊に食われる心配はない。それだけは安心。

富士山並みの急な登りの連続で苦しかったが、何とか小学生並の速度では歩くことができた。

小学生は、どうも3~4年生程度が多かったようだが、彼らは長い休憩を取るから同じになるので、まともに競争したらもちろんかなわない。

ちなみに登りは何とかなのだが、下りになると彼らの身の軽さと我が身の旧式ロボットのような身のこなしでは比較にならない。

でも、彼らと並行するように歩いているとその言動がおもしろい。

楽しませてもらった。

ところで「ユートピアコース」はお花畑とかいって山野草が多い区域が売りなのだが、この夏登山コースでも季節柄か前日までの雨がいい作用をしたのか、思いの外草花があった。

その一つ、ソバナ。

キキョウ科でツリガネニンジンに似ているが、花の先が少し開いているのと、めしべが花の外に飛び出ていない。

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我がバイブル「広島の山野草」によると、ソバナは「岨菜」と書くらしい。

岨(そば)というのは切り立った崖のことで、そういう場所に育つということだ。

ネットに出ていた解説によると、菜(な)の意味はその葉が食用になるからということ。

たしかに大山の登山道だから切り立った崖の近くにある。

しかし岨(そば)には異論もある。

蕎麦と同じような食べ方だから、「蕎麦菜」ではないかというのだ。

うーん何とも言えないが、ここは我がバイブル「広島の山野草」に一票としておこう。

蕎麦じゃないのに、同じ食べ方だから「蕎麦菜」というのはどうもね。

分からないけど。

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