2014.07.07 より
リーゼガング現象 「酸化銅」の巻 [リーゼガング現象]
2017年正月も終わって、世の中は海外旅行からの帰国や帰省からのUターン、初出勤やらで現役の人々は慌ただしくなってきた。
こちとらは、もともと毎日が日曜日だから、いつもの何もない日常が戻ってきただけである。
今年も例年のごとく、経済がどうのこうのがやかましいな。
経済成長率がゼロコンマ~%云々とか・・・。
昔はもっとピンと来ていたような気がするが、今はとんと実感がわかない。
隣国の韓国では目標だった3%を切って2%台になり、輸出も減少し、青年失業率が高止まりして、マスコミは自虐的とも言える論調で嘆いている。
日本ではずっと低い成長率なのに・・・と思うが、経済指標というのはよく分からない。
直観的にいうと、人口が減少し、さらに働かない、物を買わない年寄りの比率が増大し、海外生産が増え続けている状態で,GDPなどの指標がどうして伸びると言うんだろう?
言葉を換えれば“減るのが当たり前”であり、指標値が低下してもかまわないんじゃないか。
直感に過ぎないから、このぐらいしか言えないけれど、まっ、量を求めずに質(効率)を重視ということかな。
生活の質を見直せば、年金も、もっと少なくてもやっていける。
世の中には年金もらいすぎの人が多すぎる。
さて、表題の件
いままで載せてきたリーゼガング現象は、たいてい、本や文献にあるものを自分なりに再現実験したものだ。
しかし、何か初の試みみたいなものをやりたいもんだ。
てなことで取り組んだのが今回載せたもの。
銅のアンミン錯イオンをゼラチンゲル中に仕込み、上からアスコルビン酸塩を拡散させる。
アスコルビン酸は『ビタミンC』で、還元性がある。
錯イオン中の銅(Ⅱ)はブドウ糖などの弱い還元剤で比較的簡単に銅(Ⅰ)に還元され、不溶性の酸化銅(Ⅰ)(黄色or褐色)を生成する。
この反応を利用して糖の検出するのが「フェーリング液」だ。
この頃何に使うのか知らないが、通販でもアスコルビン酸を買えるのでやってみたんだ。
本当は銀が析出する銀鏡反応の方が絵的にはやりたかったが、硝酸銀を買わなければならなかったので・・・・。
写真は同じ試験管を背景色を変えて撮り、それをつなぎ合わせてある。
まず青いアンミン錯イオンにアスコルビン酸が接触し、銅(Ⅱ)が銅(Ⅰ)に還元され、無色になる。
その銅(Ⅰ)イオンが酸化され、酸化銅(Ⅰ)(黄色)ができる。
その酸化銅(Ⅰ)はさらに酸化され、一部は酸化銅(Ⅱ)になり、褐色または黒褐色になる。
生成した銅(Ⅰ)イオンのゲル中濃度にムラが出るため、酸化銅の濃さも段だら模様になる。
このムラの間の距離がリーゼガング現象の層間距離の法則と一致すれば成功なんだけれどどうもそうは単純ではないようだ。
リーゼガング現象もどきなことが起こっているのは本当だとは思うが、これ以上、詳細なことは分からない。 残念
そして、これをほっておくとどんどん色が濃くなって層の境界が曖昧になってしまう。
還元反応が銅(Ⅰ)イオンで止まらずに、金属銅まで(銅鏡反応)いってくれれば、きっと美しい縞模様になると思うのにな。
こちとらは、もともと毎日が日曜日だから、いつもの何もない日常が戻ってきただけである。
今年も例年のごとく、経済がどうのこうのがやかましいな。
経済成長率がゼロコンマ~%云々とか・・・。
昔はもっとピンと来ていたような気がするが、今はとんと実感がわかない。
隣国の韓国では目標だった3%を切って2%台になり、輸出も減少し、青年失業率が高止まりして、マスコミは自虐的とも言える論調で嘆いている。
日本ではずっと低い成長率なのに・・・と思うが、経済指標というのはよく分からない。
直観的にいうと、人口が減少し、さらに働かない、物を買わない年寄りの比率が増大し、海外生産が増え続けている状態で,GDPなどの指標がどうして伸びると言うんだろう?
言葉を換えれば“減るのが当たり前”であり、指標値が低下してもかまわないんじゃないか。
直感に過ぎないから、このぐらいしか言えないけれど、まっ、量を求めずに質(効率)を重視ということかな。
生活の質を見直せば、年金も、もっと少なくてもやっていける。
世の中には年金もらいすぎの人が多すぎる。
さて、表題の件
いままで載せてきたリーゼガング現象は、たいてい、本や文献にあるものを自分なりに再現実験したものだ。
しかし、何か初の試みみたいなものをやりたいもんだ。
てなことで取り組んだのが今回載せたもの。
銅のアンミン錯イオンをゼラチンゲル中に仕込み、上からアスコルビン酸塩を拡散させる。
アスコルビン酸は『ビタミンC』で、還元性がある。
錯イオン中の銅(Ⅱ)はブドウ糖などの弱い還元剤で比較的簡単に銅(Ⅰ)に還元され、不溶性の酸化銅(Ⅰ)(黄色or褐色)を生成する。
この反応を利用して糖の検出するのが「フェーリング液」だ。
この頃何に使うのか知らないが、通販でもアスコルビン酸を買えるのでやってみたんだ。
本当は銀が析出する銀鏡反応の方が絵的にはやりたかったが、硝酸銀を買わなければならなかったので・・・・。
写真は同じ試験管を背景色を変えて撮り、それをつなぎ合わせてある。
まず青いアンミン錯イオンにアスコルビン酸が接触し、銅(Ⅱ)が銅(Ⅰ)に還元され、無色になる。
その銅(Ⅰ)イオンが酸化され、酸化銅(Ⅰ)(黄色)ができる。
その酸化銅(Ⅰ)はさらに酸化され、一部は酸化銅(Ⅱ)になり、褐色または黒褐色になる。
生成した銅(Ⅰ)イオンのゲル中濃度にムラが出るため、酸化銅の濃さも段だら模様になる。
このムラの間の距離がリーゼガング現象の層間距離の法則と一致すれば成功なんだけれどどうもそうは単純ではないようだ。
リーゼガング現象もどきなことが起こっているのは本当だとは思うが、これ以上、詳細なことは分からない。 残念
そして、これをほっておくとどんどん色が濃くなって層の境界が曖昧になってしまう。
還元反応が銅(Ⅰ)イオンで止まらずに、金属銅まで(銅鏡反応)いってくれれば、きっと美しい縞模様になると思うのにな。
2017-01-04 16:08
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