SSブログ
2014.07.07 より

ゲル中炭酸カルシウムの結晶 ー1年の始末は体たらくーその2 [ゲル中結晶]

今日は朝から雨だ。

薄暗くて寒々しいが、気温はそれほど低くない。

これから寒気が入って、寒くなるらしい。


さて、きのう載せた炭酸カルシウムの結晶発生器の双子みたいな装置。

ほぼ同時期に始めたのだが、これは炭酸塩部分を最初から0.2M濃度にして更新も同濃度を繰り返した。

oly20161227_03.jpg



両側の原料溶液を更新しさえすれば結晶は否応なく増えて、大きくなる!?


というのは頭で考えた浅はかな空想(妄想)だったわけで、更新2回目以降は状況に変化無かった。


中央の接続カラムに発生した結晶たち

向かって左側(炭酸塩側)

oly20161201_18トリ.jpg



星形の結晶が散在している。それなりにファンタスティックではある。


向かって右側(塩カル側)

oly20161227_08トリ2.jpg



左(装置中央)に大きな星形結晶、右側に長い結晶2~3 拡大

oly20161201_12ト・アンシャ.jpg



ついでに赤外線照明で撮った写真だ

IMG_3760強調トリ.jpg



下は取り出して個別に撮った顕微鏡写真

A002 - 20170202_141340.jpg


A009 - 20170202_142121.jpg


A012 - 20170202_142346.jpg


A013 - 20170202_142606.jpg


A025 - 20170202_150136.jpg


A027 - 20170202_150703.jpg


A028 - 20170202_150749.jpg


A032 - 20170202_151146.jpg


A033 - 20170202_151312.jpg



5000円札の背景で

A015 - 20170202_143312.jpg



便せんの罫線の上で

A021 - 20170202_145134.jpg



結晶は大きなもの(5ミリ以上)でどんなだろうとすごく期待したが、取り出したものはいびつで、長いものは中が空洞のように見える。

大きなものは透明感が低いから複屈折を呈すかどうか確かめようがない。

比較的小振りなものでは背景が見えるが、厚みが少ないし、いびつなので複屈折があるとも無いとも・・・・???


今回も残念な結果ではあったが、5ミリ以上の大きさという目標の一部は達成したことになる。


どうして結晶の成長が止まるのか?

どうして方形のものが少ないのか?

どうして透明感が悪いのか?


分からないことは一杯ある。

今年で自分は69才になる。

ということは来年からは車の運転でもあのへんてこりんな札を付けることになるのだ。

75才からはあの「後期高齢者」となる。

実は「後期高齢者」といってもよく分かってないが、とにかく生きるだけでも大仕事の年齢というイメージだ。

実験を続けられるのも、長くてそのあたりまで・・・もうすぐだ。

その時には試薬などの処分もやっておかねばならないし・・・ね。
トラックバック(0) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。