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2014.07.07 より

久々のゲル中結晶その5 蓚酸カルシウム in連通管 [ゲル中結晶]

蓚酸カルシウムの結晶は、いわゆる尿路結石で知られている。

ネットで見ると、その結晶が写真で並べられているんだが、おもに猫の尿路結石だ。

写真で見る限り、きれいな正八面体の結晶だ。


ほうれん草やパイナップル中には蓚酸カルシウムが含まれており、その結晶形は針状結晶が多いようだ。


目標はもちろん正八面体結晶で、できれば大きいヤツだ・・・・・[手(グー)]


だったんだが、またしても裏切られた。


実は蓚酸カルシウム結晶は以前にも試験管で作り、載せている。


そのときにも針状でも八面体でもない、槍の穂先のような結晶ができた。


今回も、時間をかけた分、結晶がくっついた大きいものにはなったが、やはり形状は前回と同じだった。


連通管での結晶生成

実験期間(約半年)中、それぞれ2回、溶液を行進している。

117-01_170725.jpg


117-01近接2_170725.jpg



他の実験例と違うのはちょうど2物質が出会う地点に結晶が集中している点だ。

普通、結晶生成地点は移動していき、横方向の反応槽に点々と結晶ができるのだが、蓚酸カルシウムはいわゆる過飽和状態といった緩衝作用がないためか、カルシウムイオンと蓚酸イオンの出会い地点が、即、結晶生成地点になっているようだ。


結晶形

No1.jpg


No5.jpg


No9.jpg


No11.jpg




長時間かけているので、結晶がたくさんくっつき合って、まるで水晶みたいになっている。

水晶だったらいいのに[たらーっ(汗)]

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