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2014.07.07 より

蒜山の天の川 [天体]

もう1ヶ月以上たってしまったが、蒜山高原に行ってきた。

この頃はずっと、天の川に凝っている。

言わずと知れたことだが天の川とは我々が属する銀河系だ。

と言っても、星に関心が無いときは「ふ~ん、それで?」てなもんだった。

しかし、よくよく考えるとこれは最も身近にある宇宙の姿かなという気がする。

たぶんこういう思いに至ったのは、テレビや新聞の記事や番組で宇宙が取り上げられる際、天の川の画像が目に触れるせいだと思う。

自分の知性や感性から自然と湧き上がったものではない。(自覚!)

そうであったとしても、やはり天の川の画像を見ればわくわくする。

・・・これもミーハー(=死語)なるが故?・・・

それなら、プロや専門家の写真を見れば十分だろう。

いや、やっぱり自分で写真に撮りたいのだ。

技術はもちろん機材も遠く及ばないのに・・・ナゼ?

なんでだろうね。

出来栄えにはがっかりしながらも、実感とか達成感が全然違うョ。


天の川は非常に淡い。

街灯りも障害になるが、月は同じ空にあるだけに影響が大きい。

でもって、天の川を撮すときは新月前後にすることにしている。

10月は17日が新月だった。

前日までは雲が多くて適さず、17日も予報ではあまり期待薄だったのだが、午後になってだんだん好転してきて、この期は外せないと、宿の晩飯をキャンセルして撮影場所に行った。

撮影場所は鬼女台(きめんだい)展望所。

蒜山から大山に向かうスカイラインの途中。

標高 900mで、大山、蒜山三座、蒜山高原が一望できる。

日没は17:35ということで、撮影開始の18:20頃はまだ薄明かりで、天の川は肉眼では確認しづらかったが、カメラにはちゃんと写っていて位置確認できた。

それから目に見えて天の川の姿が浮かんできた。

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前の写真は山の姿を残すようにして天の川を際立たせていたのだが、後の写真は山の姿をシルエットまで暗くして天の川を浮き立たせた。

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1時間も経つと画面にはくちょう座が入るようになり、夏の大三角や、あまりきれいではないが北アメリカ星雲も写ってきた。

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ホントは時間が経つにつれ、天の川が右に(西に)寝てくるはずなんだが、おそらく広角レンズのゆがみによって端っこは内側に寄るため、見かけ上は直立を維持しているように見える。

この後、カメラの方向をずらしたところ、ちゃんと天の川が右側に傾き始めた。

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