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2014.07.07 より

2021年部分月食 [天体]

先月19日は久しぶりの部分月食だった。

テレビで、気象予報士が2~3日前から話題にしてた。

このところ、気力が無くなって・・・というか、正確に言えば好奇心がなくなってというか・・・、見たい!という衝動が起きないというのは大げさだが、弱くなったというのは事実で、いかんともしがたい。

このブログも最後に更新したのはいつだったか、考えたくもないほどほっておいてしまっている。

ブログネタは多少はあるのだが・・・・。

そうそう、”月食”

この月食、地平線から上がる時(17時)にはすでに相当、欠けてて、最高に欠ける時(18時頃)でもまだ明るさが残っている時間帯だ。

地平線から上がりっぱなが見頃となると、大抵は雲やもやに遮られてまともには見えないことが多い。

地平線に近いところとなると、やはり例年初日の出を見る場所である休山山頂が適地に思えるが、念のために調べると、初日の出は東南東方向だが、今回の月食の出は東北東方向で、もしかすると野呂山方向になってしまう。

休山より高いわけで、遠征する意味が大分薄くなる。

ところが、我が家の裏庭からその方向を望むと、ちょうど休山山塊と灰が峰山塊の間で、それでももちろん、我が家よりも高いものの、見えやすい位置だと言うことが分かった。

ということで横着心全開とこじつけにより、家から撮影することにした。


山際から上がる月は本当に大きく見えるし、写真で見ても迫力がある。

それが赤茶色してるもんだから、ますます不気味だ。

ちょうど近くに”すばる”がいた。

70㎜のレンズで同時に同時に収まる近さだ。

月食が最高潮の時は月が暗くなって、よく映っている。

ただ、肉眼では、老眼のせいで確認できなかったが・・・。

まだ、空が明るい時間帯だからな。

事前の報道では、この月食のことを「“ほぼ”皆既の部分月食」と言っていて、何だか残念といったニュアンスがあったのだが、わずかな”かけら”をくっつけた赤茶色の月もなかなかいいものだという気がした。

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今回の月食見物で最も良かった点はもちろん天候で、月の出の低い高度でも雲やもやに遮られることなく十分に見れたし、そして、山や家並みを背景にした月食シーンになったことだ。

”すばる”は六つ星と言われるくらい、六つの星が目立つが、肉眼ではたくさんの星がゴヤゴチャしているように見えるだけで、数はナカナカ数えられない。

だが、清少納言の時代では夜が暗かったし、空気も澄んでいたし、パソコンとかスマホもなかったから目も良かったんだろう。

だから、彼女もこの写真のように星の数を数えることができただろう。

けれど、彼女がいくら才女だったとしても、月食は予想できなかっただろう。

ただ、満月を待っていたら欠けた色黒の月が出てきて、そのおかげで好きな昴(すばる)を横に見ることができたとしても、この月を愛でるどころか悪態をついていたかもしれんな。

そんなことないか・・・。



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