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2014.07.07 より

ゲル中 蓚酸マンガンの結晶 [ゲル中結晶]

地球温暖化というのはどの地域も、いつの時期も均等に進むわけではない。

地球上には極寒の地域や常夏の地域、雨が珍しい砂漠地帯などいろいろな場所がある。

そういうことを考えれば、総体としての「温暖化」が進行しても、どの地域も同様に進行するわけではないことは容易に想像できる。

だがなんとなくそういうものだと考えてしまっていた。

今年の12月は今のところおおむね暖かいが、1日だけすごく寒い日があった。

それはサウジアラビアの砂漠を雪まみれにした寒気が地球を半周してやってきたからだそうだ。

その寒気は元々は北極から吹き出たもので、その北極は温度が上昇し、氷がますます溶けている(或いは冬に氷が増えない?)そうだ。


ところで、アメリカの次期大統領トランプ氏は「温暖化はでっち上げだ」として温暖化の国際協定からも脱退する構えだ。

アメリカは前科がある。

京都議定書の時も、最初は主導していながら、政権が変わると脱退した。

「温暖化」対策に反対する人は大きく分けて二通り居る。

一つは、トランプ氏のように「温暖化」そのものを認めない人

もう一つは、温暖化は悪いこと(ばかり)じゃないから必要ないという人

後者はたとえば、暖かくなれば作物が良く育ち、生産性が上がるというようなことだが、以前はよくそういう論者がいたものの、今は目立たなくなった。

困りものなのはトランプ氏のような人だ。

本音は石油やガスで大もうけしたいということなのに、それを隠して民衆を扇動する。

問題の本質を避けて、とりあえず民衆が求めていることに迎合し、煽動する。

ポピュリストだな。


さて、蓚酸マンガンの結晶


試験管中で生成した結晶は小さないが餅のようで、中にあんこでも入っていそうだ。

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しかし、取りだして顕微鏡カメラでみると小さなとがった結晶が密集したものだ。

マンガン塩らしくややピンクを帯びている。

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以上のような試験管での実験では、せいぜいこんなもんだろうと思う。

今後は,U字菅を模した手製の試験装置でつなげていきたい。
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