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2014.07.07 より

芸備線小奴可駅付近 [遠出]

学生時代、帰郷するときは芸備線のお世話になった。

といっても、島根県に帰るのだから備後落合から木次線に変わるのである。

備後落合から先、新見までの芸備線はまるで知らない。

三江線も廃止と決まっているし、どういう様子かなと気になって時刻表を調べて汽車を待った。

要害桜の最寄り駅小奴可駅付近である。

桜の付近は少し高台だが、このあたりはまるで田園である。

本数は上り下り各3本。

朝と晩と昼である。

昼の方の新見方面行きを待ち受けた。

アングルがいまいちピンとこない絵になったが、まっ、下調べも不十分だしこんなもんだろ。

DSC04979芸備線2ト.jpg


DSC05024芸備線5ト.jpg



シャッターを押すのに手一杯で、撮っているときはよく見ることができなかったが、乗客は居るのかな。

まっ、カラかそれに近いね。

朝晩はそれでもいくらかは乗っているだろうが・・・・。


ところでいつも思うのだが、このような1両編成の鉄道車輌はどう呼べばいいのだろう。

1両だから、列車ではない。

もちろん、電車ではない。

とするとやっぱり汽車か・・・。

汽車というと・・キシャキシャ シュッポシュッポという蒸気機関車を思い浮かべてしまうのだが、これはジーゼル車だろうから、気動車。

ちょっと字が違う。

気動車、とかジーゼル車と呼ぶのは、少し言葉としてロマンが足りないというか・・・。



いい天気の中、汽車を待っている内に白い花びらに斑点のあるすみれを見つけた。

すみれの定番模様といえる条がない。

DSC04963.JPG


DSC04966.JPG



我が山野草のバイブル「広島の山野草」に載っていない。

ネットで調べると、けっこうそこかしこに出ていた。

ヴィオラ・ソロリア・フレックルスという、すみれではあるが元園芸種のようだ。

それが、今では野に出て、野生化しているという。

フレックルスというのは“Freckles”で、Freckleはソバカスなんだそうだ。

斑点はソバカスだ。

別の和名として「フキカケスミレ(吹き掛け菫)」というのがあり、青インクを吹きかけたような模様ということだ。

たしかにソバカスより実感があるな。

昔、ペンのインクを補給するのに、飛び散らせてしまったときのような・・・。

そよ風だが、風があって少し花が震えていたせいか雄しべあたりがぼやけてしまった。


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