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2014.07.07 より

久しぶりに アンドロメダ銀河 [天体]

衝動的に100㎜の屈折望遠鏡を買ってしまったので、今は200㎜のニュートン式反射望遠鏡はお休みいただいて、もっぱらこの望遠鏡を試している。

なんで口径の小さな望遠鏡を買ってしまったのか?

これは自分でも不可解だが、飽きてしまったというか、扱いが急に面倒になって、屈折ならもっと簡単じゃないかと思うようになったというか・・・。

ただ、屈折望遠鏡は反射~~と比べると同口径ではえらく高価だ。

そもそも200㎜の屈折~~なんかおいそれと無いし、高価な上に重い!

お金もだが、今以上に重いのはちょっと・・・で、100㎜になったわけ。

本質は衝動買いだが、それなりの期待はあった。


画像のコントラストがいいとされていること

レデューサーやフリップミラーといったものが付けられること

特にレデューサーはアンドロメダ銀河みたいに、800㎜ではキツキツの対象に使ってみたかった。

広く撮るために望遠レンズなどを使ってみていたんだが、やはり物足りなかった。


さて、実際の画像だ・・・。

DSC6655~6756(100)レ4・ト3周減レ2・デジ・トリ.jpg



うーん、いい点はある。

画像の上部、M110側のヒダヒダは今までで一番だ。

あのヒダヒダはなんなんだ?

今まではなんとなくやり過ごしていたものだが、このぐらい写ってくると興味が出てくる。

うまく写ったのは、枚数の多さもあるけれどカメラのISOを高くしたこともよかったのかもしれない。


問題点(不満点)は周辺の色(緑)だ。

もとは光害カットフィルターかもしれないがどうしても消せない。

小さな星同士の解像度は、わずかだが反射~~(R200SS)の方がいいようだ。

やはり口径の差か?


参考比較に3年前の写真を載せる。

1760~1809(50)トリ・テキ縮.jpg



もう今年のアンドロメダは終わりだ。

次は来年だ。

そのときは野呂山で光害フィルターなしで撮ってみたいな。

紅を求めて徘徊老人の巻 [灰が峰]

昨日、灰が峰に登って紅葉の写真を撮ってきた。

もう12月並みの寒さと言うことで、紅葉も終わっているかもしれんと思ったが、下から見上げる限りいい色になっている気がして、この日を逃せば今年はもう終わりということもあり出かけた。

これまでは平原の登山道(山道)入り口まで原付バイクで駆け上がり、そこにバイクを停めて登っていたんだが、先月、そのバイクを廃車にしたので、そこまで歩いて行く(もしくは自転車?)しかない。

その地点は標高200mぐらいなんで、コンビニに寄ったりしていたら1時間近くかかってしまった。

いつもよりエネルギー消費が多い上に、あまり運動していないものだから、もうゆっくり・ゆっくりだ。

ハイキングマップというものがあれば、おそらくその歩行時間の2倍以上かけてるだろう。

まさに徘徊老人だ。

平衡感覚もさらに低下してまっすぐ歩けない気がする。


それでも無味乾燥な木立を抜け、林道下までやってくるとやっと視界が開け、最初のモミジが見えたから、さっそくカシャ!。

DSC07457色・ト.JPG



そこまでで見かけたのはすれ違った二人連れのみ。

風が冷たいが急坂だったのでちょうどいい。


林道を越えて頂上手前の東屋までが俺が勝手に思っている紅葉コース。

(そのほかにも灰が峰公園付近とか・・・いろいろあるんだろうけどね)

DSC07459.JPG


DSC07464ト・コン.jpg


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いやあ~、~・・・たしかに終わってしまって葉が茶褐色気味に変色したり、縮れていたり、ほとんど落葉したりした木もあったが、意外とまだまだ見事だった。


予報では午前中曇りで午後3時頃より晴れるとなっていたが、実は木立の中にいるとき小雨が降ってきたりして心配したりしたもんだが、その後は時折日が差すまずまずの天気。


登山道の風景

DSC07507・登山道.jpg



癒やされる? 柄にもないが、やっぱり癒やされてるんかな。



呉湾を背景にして

DSC07513ト・呉湾.jpg



東屋でカップラーメンを食べてから、頂上には行かずに眺めがよいと道案内に書いてある斜め下向きの道を下山する。


初めて通る道じゃないから分かっていたんだが、紅葉もあまりないし、成長した樹木が視界を遮って景色もあまり見えない。

道自身もイノシシが掘り返して荒れている。


行政に整備しろといっても、なかなかね。

登山道を整備するボランティアグループもあるみたいだけど・・・.

鬼ノ城の山野草と備中国分寺五重塔 [遠出]

「山野草」なんぞと銘打ったが、今の季節にめぼしい山野草などあるわけはない。


今の季節はそうなんだが、鬼ノ城のビジターセンターにあったパンフによると、この鬼ノ城周辺は地元が『北の吉備路』として売り出す、散策やハイキングコースが巡っている。

パンフの中にはよく知られた山野草の写真が一覧で載せてある。

散策ポイントには「血吸い川」なんぞという、恐ろしそうな名の川もあり、興味をそそる。

別の機会に再訪してみたいものだ。


で、山野草だが、鬼ノ城の西門付近にあった

アメリカイヌホオズキ

DSC06470.JPG


DSC06470トリ.jpg



季節柄、葉の変色が渋いね。

イヌホオズキに比べ、花が紫っぽいし、葉が鋭い感じ。


そして、ヒメジョオン

DSC06503ヒメジョオン.JPG



もしかして、ハルジオンかもしれんが、この季節にハルジオンはないと思うので



山を下りてから、備中国分寺に行った。


いつものように、寺の建物自身にはそれほど感興は湧かないが、塔を見ると素晴らしいと思う。

DSC06505_3.JPG


DSC06507イジリタオシ.jpg



形もいいし、色も・・・・・。

なんで人間はタワーや塔を見るとわくわくするんだろう。


ちょうど逆光だったんで、塔がシルエットのように写って、それはそれで幻想的なんだが、掲載写真としてはどうも・・・なんで、かなり強引に画像処理をした。

鬼ノ城 [遠出]

11日の同窓会の前に、もう恒例となったハイキングに参加した。


同窓会の会場がある総社市の鬼ノ城山だ。

このあたりでボランティアガイドなどをしている、同窓生仲間の案内で参加させてもらうことになった。


もう古希となる身、腰が痛いやらふらつくやらでとても元気とはいえないが、自覚する以上に外見は頼りなく見えるらしい。


自分の姿が映る記念写真を見るといつもげんなりして、落ち込むのだ。


それはさておき、鬼ノ城とは白村江での大敗を受けて急遽築造されたという朝鮮式山城で、太宰府に隣接する大野城や国境の島・対馬にある金田城と同じ趣旨の城(城壁)だ。

全国各地にあるらしい。

大野城や金田城には行ってきて、このブログにも載せたんだが、これらは日本書紀などの文献にもあり、万葉集にも関連の歌が載っている。

百済の軍人が指揮して築造されたとされている。

鬼ノ城にはそのようなはっきりした文献はなさそうだが、規模は少し小さいものの構造や立地は類似しており、同類の城なんだろう。

まあそれでもこれだけのものを広範囲に急遽作るとは、唐の軍事力によっぽどたまげたのか、焦っていたんだろうな。


この鬼ノ城には「ビジターセンター」なるものも作られており、観光とかレジャーに売り出そうとしているようだ。

この施設には山城に関するちょっとした展示もされている。

ビジターセンターから出発する防塁を巡る一週コースは、遊歩道になっており、その半分近くにきれいな舗装がなされていた。


さて反時計回りで出発すると最初に見えるのが西門

DSC06449画楼と西門トリ.JPG



左側に角楼と言われる城壁がある。

門の建物は想像か現代風にアレンジしたもののようで、軒下にある奇妙なデザインの飾りは藤ノ木古墳や近隣の古墳から出土したデザインから着想した創造物とのことだ。

DSC06451屋根のデザイン.JPG



この付近からの総社市内。

DSC06457眺望.JPG



ずっと先に見える海は水島付近


次は南門

DSC06474南門跡.JPG



そして東門

DSC06480東門跡.JPG



その先の「屏風折れの石垣」といわれる城壁

DSC06485屏風折れの石垣.JPG



この付近からの紅葉。

DSC06489紅葉.JPG



さらに出発地点に帰る途中にある北門

DSC06490北門.JPG


DSC06499北門跡.JPG



北向きはほとんど展望はない。


防塁の内側に建物跡の礎石があると言うが、今回は行かなかった。

大野城や金田城には多くの礎石や防人住居跡とされている遺構もあったが、鬼ノ城はどうだったんだろう?

もうちょっと歩き回らねば分からないかな。


まあ、お天気もよかったしハイキングにはいいかな。

ハイキングと言ったが、総社市の出しているハイキング地図にはその周辺を含む広範な一帯がハイキングコースとなっており、我々が歩いたところは単なる「散策コース」なんだがね。

矢掛の大名行列 [遠出]

大学の同窓会が11日(土曜日)に総社市であったので、その翌日、矢掛の大名行列を見に行った。

その前に高松城址などを見て時間をつぶしたんだが、いやあ見物人が多かったね。

学校の校庭はほとんど駐車場になったんじゃないか。


10時頃から始まると聞いていたんで、まあ午前中だけでも見てそれから解散と思っていたんだが、そんなもんじゃない。

行列が動き出したのが 12時半ぐらいで、本陣前に到着したのが1時半くらい。

一緒に来た仲間の大半は帰ってしまった。

仕方ない、でもせっかく来たのだから撮らずにおくべきか。


行列の到着前には道の真ん中に犬がうんちをしたりして、それを飼い主が拭き取らされたりというハプニングや、イライラしたカメラマンが視野を遮る見物人を怒鳴りつけたりとかワイワイだった。

とにかく全員がカメラマンみたいなもんだから・・・・。


行列が到着する前に鉄砲隊が入場

同好会かなんかだろうが、あまりりりしくないので後ろ姿だ。

DSC06524鉄砲隊.jpg



行列の前の露払いというか、錫杖を打ち鳴らす侍。

外国人がなかなか様になっていて迫力がある。

DSC06533錫杖.jpg



奴さんの行進

足を一斉に曲げて揚げるところ・・・・

DSC06561奴1.jpg


DSC06576奴2.jpg



練習したんだろうね・・・・・。

でも、これ行進が始まってから1時間ぐらい経っているから2列目ぐらいの人はかなり疲労が・・・・・。


それから毛槍の投げ渡し場面

DSC06580毛槍の投げ渡し.jpg



パフォーマンスと言えば、ひげ奴のひょうきんな踊りだが、頑張っているし、一番の見せ場なんだろうけど、どうもカメラアングルがうまくいかなく、カットだ。


それから、殿の本陣入場と相成るんだが、キンキラキンの着物を着た腹の出た男性(もしかして詰め物?)がスタスタと歩いて入場。

え、あれが殿?

籠からおもむろに降りて入場というシーンを想像していたので、あっけない感じ。


もう行列は休憩に入り、リラックスモードに

お姫様? あるいは奥方様?

DSC06590姫?.jpg



艶やかではあるが・・・・。

昔は十代半ばで結婚していた。

自分の母親も18ぐらいで嫁入りしたはず。

それでも当時の女学校を出たので、嫁入りは遅かったという。

お姫様は当然、未婚なのでせいぜい14~5歳。

ウーンやはり奥方様かなあ、よく分からない。


休憩に入った行列。

みんな紙コップに入った飲み物を配られ、一息入れている。

腰元役の女性、様になってるな・・・。

DSC06598腰元.jpg



矢掛の行列は外国人や若侍の女性がいたりして、コスプレというか仮装行列の要素満載だ。

行列に参加する人自身が楽しむという、これはこれでありだし、見ている方もそのように見るから楽しい。

とにかく賑やかだった。

賑わいを創ろうという、街の人の意気込みも感じられた。

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