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2014.07.07 より

すばる(プレアデス星団)の星雲 [天体]

すばるはこのブログでも何回か載せているが、その魅力はなんといっても、肉眼でも分かる青く輝く星々と、メローペに代表される星周辺のガス雲の輝きである。

確かに青く輝く星々は肉眼で分かるし、その周辺もほんのり青く見え、すごくロマンチックであり、心が躍る気がする。

だが、周辺の青く輝くガス雲までは肉眼では見えない。

もしかして、山の上での双眼鏡では見えていたのかもしれないが、例によって記憶が定かで無い。

とにかくあの風にたなびく青い霧のような、あの見事な星雲は写真に撮って、画像処理にて浮かび上がるものである。

なんとかこの星雲をきれいに撮ろうと挑戦してきたのだが、今年は新たに購入した100㎜の屈折望遠鏡で試みた。

DSC6901~6961(60)レ4・ト5・ネビュラ・ト・デジ・トリ.jpg



かなり成長は見られると思う。

この画像の星雲の上の方はもっと赤っぽくなっているはずなんだが、いろいろいじってもそうはならない。

まあ、使ったカメラはソニーのα7sで改造なしだから淡い赤を出すのには無理があるんだ。

そのかわり感度が売りのカメラだから、ISOを25,600に上げてやってみた。

少し星雲の細部が見えてきたのはそのせいだと思う。

ただ、もう少し枚数を重ねて(露光時間を長く)行うつもりだったが、途中から庭の隅にある電信柱を撮してしまってアウトだった。

電信柱がちょうど邪魔な位置にあるが、その影響が少ない位置で以前は撮影していたものをすっかり忘れていたのだ。

電信柱の据え付け代を中国電力から年間1,500円いただいているんだが、割に合わないというか仕方ないというか・・・。


露光時間が長ければ強い画像処理でも耐えられるんだが・・・。

この画像でもよく見るとノイズが浮かび出ている。惜しい!!

まっ、次の機会があればもっとじっくり。

天候頼みだがね。


参考までにおととし、さきおととし(2014,2015年)撮った写真を載せる。

1502~1551(50)平レ・ト5周減トリ・ネビュcb.jpg


DSC0512~0781(140)加平レ・ト4・周減2・トリ・ネビュcb・Tx.jpg


IMG0272~0486(200)再2・レ・ト4・周減・トリ・ネビュ・レ1・アンシャ.jpg



星雲の色はこの方が近いかもしれない。

光条(スパイダー)が見られるのは反射望遠鏡のせいだ。

望遠レンズや屈折望遠鏡には見られない。

光条は幻覚みたいなもんだが、あったほうがきれいに見えるね。

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