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2014.07.07 より

ゲル中での炭酸バリウムの結晶 [ゲル中結晶]

炭酸アンモニウムを仕込んだゲルの上に、塩化バリウムの溶液を乗せると、塩化バリウムがゲル中をゆっくり拡散し、水に難溶性の炭酸バリウムが生成する。

溶液中でこの反応を行わせれば、単に白い沈殿を見るだけだが、ゲル中だと反応がゆっくりなので視認しやすい結晶の形状をとりやすい。

ちなみに今回のゲル媒体はケイ酸塩だ。寒天のように加熱して溶かし、冷やすのではなく、メタケイ酸塩の溶液を酢酸で適度に中和する。中和の程度によって、ゲル化しなかったり急速にゲル化してしまったりするが、純品なので不純物の影響が少ない。

元々この反応は、炭酸カルシウムの結晶の一つ=方解石を作るために行ったものだが、炭酸バリウムでの結晶が意外にも雪のような結晶だったので載せる。

ゲル中での炭酸バリウムの結晶_1.jpg

ゲル中での炭酸バリウムの結晶_2.jpg

ゲル中での炭酸バリウムの結晶_3.jpg


意外にもというのは、自分にとってという意味で、その道の専門家には常識かもしれないが。
この雪のような結晶、次第に大きくなるかと楽しみにしていたのだが、どうも大きくはならずに醜く太る方向になってきたので、とても残念。


台風一過、今朝はとても涼しく秋晴れだった。

昨日から予想されていたので、天体撮影には絶好と思ってはいたが、あいにく、このところ体調が絶好ではなく、スルーしてしまった。

65歳以上の高齢者になったのだから仕方ない。
可能な範囲でやるしかない。

それでも早く寝た影響か、まだ暗い時間に目が覚めたので、空を見ると、ホント星がよく見えた。
水の入った鍋の底のような呉の町で、ここまで見えることはあまりないだろう。

撮影しようとすると、限られた時間にセッティングなど忙しく、肉眼でゆっくり空を見ていない。

今朝は、アンドロメダ銀河を肉眼で確認できたし、双眼鏡でも見ることができた。
夜明け前には東の山から登る赤っぽい火星も見た。
その隣にいるはずのアイソン彗星までは見えなかったが。
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