SSブログ
2014.07.07 より

ニュージーランドの植物 マウントジョン その4 [ニュージーランド]

スカンジア Scandia geniculata


DSC08246.JPG


DSC08246トリ・整.JPG


DSC08247トリ・整.JPG



これもガイドさんに説明されたと思う。

まるっきり、覚えがない。

今、調べても、「ああ! 、これっこれっ」 とはならない。

写真を引き伸ばしてみると、ちゃんと花が写っている。

すごいな、ここまでしたからにはちゃんと調べないとと思って、時間をかけたが得心するところまではいかなかった。

表記の通りならニュージーランド固有種だが・・・・。

同じ英語圏だけれど、アメリカと比べ、ニュージーランドのサイトはわかりにくい。

google などの訳語もへんてこりんだ。

ネットの写真もぼけ気味が多い。何故なんだ。



マタゴオリ


DSC08298整.JPG



写真は逆光で、クソだけれど、これは覚えている。

この木の鋭いトゲは中が中空で、その中に炭を入れて入れ墨の道具にするらしい。

マオリ族の入れ墨だ。

マオリ族は、オーストラリアのアボリジニーと違い、千年足らず前、ポリネシアやハワイのあたりから移住してきた人たちだ。

原住民といっても、移住の先輩といったところだが、ヨーロッパ系の人にいじめられたのはアボリジニーと同じだ。


ミヤコグサ


DSC08249トリ.JPG



これはもう、県北の山でもあるヤツだ。



ルピナス


DSC08260トリ.JPG



「ありました!ありました!」

ガイドさんがうれしげに声を上げる。

「ことしはもう終わってしまいました。」と言った後だけに、標本のようにわずかだけど、無傷のものが残っていたので「よかったですね!」

喜んだふりをしたものの、その前に「ルピナスだって外来種」と聞いていただけに、それほど感興はない。

ルピナス・・宴の後

DSC08314.JPG



観光用の写真では、こういうところに一面に咲いている。

ニュージーランドの植物 マウントジョン その3 [ニュージーランド]

これは タンポポ

DSC08251トリ.JPG



日本でいうセイヨウタンポポ

どこでも、いつでも咲いてる。

咲き始めの色がかわいい



ニュージーランド・ブルーベル (Blue bell)

DSC08242トリ.JPG



あるいは ニュージーランド・ヘアベル(Hare bell)

キキョウの仲間だ。

“blue”と付いているから、青いものが主流かもしれないが、この花は白だ。

ニュージーランドと付いているから、これは固有種なんだろうと思う。

ただ、他の固有種のように絶滅危惧種ではないようだ。

大体、ニュージーランド固有種の花は地味なものが多く、色も白が多い。

これはニュージーランドには蝶がおらず(or少なく)その代わりに蛾が花粉を媒介する。

蛾は夜活動するので、白の方が目立つためと説明されている。


まあ、ニュージーランドの花の写真といえば、一面に咲き乱れる“ルピナス”だが、これだって、外来種だ。

今、ニュージーランドは動植物の外来種の持ち込みに非常に気を遣っているみたいだが、もうすでに西洋系の人が自分らの好みや都合でたくさん持ち込んでいて、固有種の多くは絶滅の危機にあるようだ。


ノコギリソウ

DSC08236トリほか.jpg


DSC08237トリほか.jpg



まっ、これは身近にどこにもある雑草だ。


ビロードモウズイカ

DSC08291トリ.JPG


DSC08295トリ.JPG



花はきれいだけど、なりは典型的な雑草だ。

これも日本にもあるヨーロッパ系外来種




ニュージーランドの植物 マウントジョン その2 [ニュージーランド]

マウントジョンはもう花盛りとはいかなかった。

ガイドさんによると今年は初夏が暖かくて、花が早く咲き、もうほとんど終わってしまったということだ。

まあでも気を取り直して

“あざみ”だ。

DSC08280整.JPG


DSC08283トリ.JPG



山には山の  愁いあり
海には海の  悲しみや
ましてこころの 花園に
咲きしあざみの花ならば


夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれに さまよう
青空に残された 私の心は夏模様


日本にはいろいろあざみの歌があるが

どうもその雰囲気とは多少違う。

ニュージーランド固有のものではなく、ヨーロッパ原産の

アメリカオニアザミだ。



エキウム・ウルガーレ

DSC08238トリ.JPG


DSC08274トリ.JPG


DSC08322.JPG



Echium vulgare

マウントジョンではこの花が一番きれいに咲いていた。

和名では「しべながむらさき(蕊長紫)」というらしいが、見たことない。

ヨーロッパ原産



スイートブライアー

DSC08257トリ.JPG


DSC08315トリ.JPG



sweet briar

バラ科の木で春先にはきれいな花を咲かせる・・・ようだ。

これはその実だ。

これもヨーロッパ・北アフリカのものらしい。


ニュージーランドの植物 マウントジョン その1 [ニュージーランド]

テカポ湖の星見の翌日、湖を見下ろすマウントジョンという小山にハイキングに行った。

ガイドさん引率だが、お客は自分一人、贅沢だな。

このマウントジョンという山には天文台もある。

元々の旅行オプションではここで星見となっていた。

ここの方が標高が高いのできれいかもしれないが、テカポ湖周辺は明かりが少なく、前日、星見したコーワンズ・ヒルというところもよく見えて、素晴らしかった。


さて、ハイキングと行っても、ガイドさんの車で山頂まで行って、山頂付近を一周するだけ。


ガイドさんは星見の時にも運転した人だった(もしかして社長?)が、 当日は打って変わって植物の説明。

どちらが本職なんだろう?


自分が、雑草が趣味で、何はともあれ写真に撮るのを見ているためだろうか、すべての植物の名前を教えてくれる。

ただし、残念なことにすべて覚えていない。

覚えられないことははじめから分かっていたから、レコーダーでも用意すべきだった。


以下の名前は、いつものように写真を便りにネットで探したもの。

さすがに手持ちの日本の本は役に立たない。

調べて、かすかに思い出す名前もあるが、たいていは痕跡もないか、イメージが違う。


コーラルブルーム(Coral broom)

DSC08289トリ.JPG



ガイドさんが

「初めて見たときはこんな小さかったのに・・少しずつ大きくなって・・・」

と、まるで甥か姪の成長を見ているように説明してくれる。

Coral はサンゴでbroom はホウキとかエニシダの意になる。

サンゴホウキじゃおかしいから、サンゴエニシダと言ったところか。

花でも咲けばイメージが分かるんだが・・・。

サンゴというより、サボテンに近いとかつまらんことを言ったが、ガイドさんから的確な名前を聞いたはずなのに思い出せない。


ゼラニウム(Geranium)

DSC08259整トリ.JPG



ゼラニウムにもいろいろあるだろうけれど、ここでは単にそれで納めておく。

頂上の案内板にもそうなっていたし・・・。



Melicytus alpinus(ヤマアラシの木)

DSC08312トリ.JPG


DSC08313.JPG


DSC08333 (3).JPG



Melicytus alpinus(メリシトス・アルピヌス)

ギリシャ語で高山性蜂蜜の木といった意になるようだ。

独特の花の形から来たのかも

写真の一部には山を下りて宿の近くで撮ったものもある。

ヤマアラシの木とは 『Porcupine shrub』 から

この方が一般名らしく、頂上の案内板にはその名になっていた。




ニュージーランドの植物 シダ [ニュージーランド]

国章とか国旗とかのデザインというわけではないんだけれど、シダはニュージーランドの象徴的な植物のようだ。


“・・・のようだ”と書くほかない知識の無さ。


ミルフォードサウンドの遊覧船に乗る前に行った「キャズム」という湿地帯で撮った写真


シルバーファーン

DSC08521 (1).JPG


DSC08537.JPG



名前だけはマウントクックのガイドさんに聞いていて、葉の裏が白いから・・・と。

葉の裏が白いんだったら「ウラジロ」じゃないか、我が故郷でいえば正月飾りに使う「モロモキ」だ。

しかし、実体はシュロのような木で、日本でもあるのかどうか知らないが、少なくとも自分は見たことないシダだ。

ただ、裏を見ておらず、白かったかどうか確認していないので、確信がない。

情けな・・・


クラウンファーン

DSC08529トリ・ト.JPG



これもキャズムで撮った写真

まっ、ネットで名前を調べたので、ただしいかどうか?


alpine water fern

DSC_0149.jpg


DSC_0151.jpg



高山水羊歯 あるいは深山水羊歯?

これはマウントクックのハイキングで撮ったもの

この名前については名札が付いていたので間違いない。

前にも書いたように、その日は雨でどうせ写真は撮れないと思ってカメラを置いてきたので、これはスマホで撮ったもの。

失敗だったね

葉が雨に濡れているせいもあるけど、ぜんぜんピントが合ってないし、画像の階調が出ていない。


まっ、それでもいいものを見せてもらったからその証拠にはなる。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。