アイソン彗星 その４

年をとったと意識しすぎているかもしれないが、どうも夜中に起きて星を撮影したりすると、体調が悪くならないかと不安になる。

寝不足なら、暇なんだから昼寝すればいいじゃないか。

若いときはそうだし、そもそも無理をすれば疲れる、疲れれば休むで問題はなかった。

しかし、今は疲れてるんだかどうだかすぐには自覚できないし、寝不足しても昼寝するほど眠くはならない。

そして、いったん体調を崩すと、歯が浮いてきて、ものもろくに食べれなくなる。
なかなか元に戻らない。

だから、過去の事例からこのぐらいと線引きして行動することになるが、いつまで元気でいられるかわからないこの人生、やってみたいことをせずに体調管理に専念するのもなんだかおかしい。



アイソン彗星

いつも見ている天文ソフトによると､現在7.9 等星とのことである。

肉眼で見える範囲が６等星までというが、これは星がきれいに見える場所でのことであろう。

だから肉眼では到底見えない。

だが、こうして写真撮影している分には､だんだんらしくなっていることが目に見えて分かる。




今、しばらく見かけ上ランデブー状態だった、火星から次第に離れ、高度を下げている。

太陽に近づいていくわけだからどんどん高度が下がって、見ることは出来なくなる。

その前に、我が家では高度が下がる上に南にシフトするので、もうすぐ無人の２階建てアパートの陰に隠れて見ることは不可能になる。

山まで望遠鏡を運ぶ気にもならないので､あともう一回撮せるかどうかというところで、そのあとは､12月に太陽からの帰り道を見るだけだ。

あの灼熱の太陽の間近を通るのに､氷が溶けてしまわないだろうか。