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2014.07.07 より

散開星団 M67 [天体]

読んで字の如しと言うが、散開星団とだけ言うと星の集団が散らばって展開しているという程度しか分からない。

散開星団というのは、分子雲があるところで星が次々に誕生し、その兄弟星が近くに散開しているものなのである(偉そうだな! ・・・だそうな)。

その兄弟星は次第に離ればなれになり、ついにはどこが故郷か分からないまでにバラバラになってしまう。

だから、散開星団として形をなしている集団の星々は比較的若い星が通常なのである。

その典型例がM45-プレアデス星団(すばる)だ。

星の年齢は数千万年と言われる。

太陽の年齢がおよそ50億円といわれていることからすればエラク若い。

さて、標題のM67。かに座の南の爪のところにある星の群れ。

1分露出の写真15枚を重ねた写真。

P3035288~15(15)加トリ・レベル・トーンtext縮.jpg


上の説明に反してしまうが、M67は年齢が50億年と、散開星団としてはエラク年取っており、一説には太陽の生まれ故郷とも言われているそうだ。

周辺の星が円弧状に連なっている形が何本も見られる。

これは星が連続して形成され、次々に巣立っていく様子なのであろう。

まるで、金魚の糞というか鶏を解体したときの産道の卵というか(お前だけの感想だ)。

ガイドでは「王冠の飾りのようで美しい」とある。

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