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2014.07.07 より

キクイモモドキ [ハイキング]

やはり今日も梅雨空だ。

きのうは前庭の端っこの方の木や草を取り、ブロックを置いて望遠鏡の三脚と赤道儀を据え付けてみた。ここからだと南中直前の天体が高度25°くらいから見えることになる。

狙いはオメガ星雲(M17)や三裂星雲(M20)、干潟星雲(M18)だ。

裏庭だと屋根でわし星雲(M16)までしか見えない。

ただここは狭い上、コンクリートではないので足場が悪く、公園の水銀灯がまぶしいなど悪条件がずらり。

しかも、道に面して人目につくのでそれも気にしないといけない。

人目など気にすることはないとも言えるのだが、望遠鏡はデバカメの道具でもあるので通報でもされたらタイヘンだ。

「南中直前の天体」と書いたが、その前は自分の家や庭木が遮り、南中頃には公園の大きなもみの木が遮る。

限られた2時間程度が勝負なのだ。

昨夜は夕方、晴天と思えたが、やはり予報通り夜になって曇ってきた。

アウト!

高度が低いので雲がかかりやすい。

予報ではここ当分は無理のようだ。



キクイモモドキ(菊芋擬き)

P6277671キクイモモドキ1縮.jpg

P6277675キクイモモドキ2縮.jpg

P6277673キクイモモドキ3縮.jpg


公園の枠外の市有地に咲いていた。

去年見つけて撮っていたのだが、その時はキクイモかイヌキクイモかそれとも更に別種かで判断できず、載せずにいた。

そのうちイノシシ?に掘り返され、跡形もなくなっていた。

だが、今年、同じ場所にまた咲いていた。

「本」(広島の山野草)には出ていないので、ネットの写真と記述から「キクイモモドキ」ではないかと判断した。

花期がキクイモやイヌキクイモは8~10月であるのに対し、キクイモモドキは7月~となっており時期が合うこと。

葉の縁のギザギザが比較的明確で、キクイモやイヌキクイモのそれは緩やかなことがその理由だ。

素人なんで、形状についてはその種の本質的な特徴なのか、ただの個体差なのかの区別がつかず不安はあるが、一応そういうことにしておこう。

ちなみにこの草はひまわりに似ているというので、ヒメヒマワリとも呼ばれるそうだが、ヒメヒマワリと呼ばれる草は他にもあるとのことで一般的かどうかははっきりしない。

もう一つちなみに、キクイモ、イヌキクイモ、キクイモモドキとよく似た花キクイモ3連発。

キクイモモドキはキクイモの偽物という意味で納得するが、イヌキクイモとは?

前にも書いたことがあるような気がするが、他の植物にも接頭語のように“イヌ~”と付いた名前は多い。

由来についての主流派の見解はイヌは役立たずの動物だから役立たずの~という意味でイヌ~と付けたという。

キクイモはその名の通り根に芋があり、食用にもなるが、イヌキクイモはそれが小さく役に立たないからということらしい。

(なお、キクイモモドキには芋はない。去年試しに少し掘ってみたが芋はなかった。その時はイノシシが食べたと思ったが・・・)

さて、イヌ~の由来についてのもう一つの見解は、イヌは否定の意味のイナが訛ったものだというものだ。

その根拠は、イヌは昔から人間の友達で役に立つ動物だからというわけだ。

きっと犬好きの人の見解だろうな。

田舎育ちの自分の経験では、犬が役立つ動物という意識はなかった。

まあ猟犬ぐらい? 留守でも家に鍵は掛けない状態で、番犬は必要ないし。

“役立つ=人間の生存にとって有用”という意味では馬や牛、山羊、羊、鶏とは比べものにならない。

そんなにいうんなら“ネコ~”でよかったんじゃないかという声も聞こえるような・・・。

まあ、猫は飼われているのか、そうでないのかよく分からない動物だから。

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