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2014.07.07 より

皆既日食見物記 その2 [天体]

さていよいよ皆既日食だ。

皆既5分前くらいにフィルターを外し、待ち構える。

あまり直前だとあわてて、三脚をひっくり返しでもすれば大変だ。

ところがここで泡食う事態が・・・・!

カメラモニターには大きなゴーストが出て何が何やらわからない。

こればっかしは本物の日食でないと試すわけにはいかないからなあ。


幸いなことにこの事態は20秒程度で収まり、事なきを得た。

太陽光線が強すぎたためのゴーストか?


さて、いよいよダイヤモンドリングというヤツ?

太陽が月に隠れる寸前に月表面の窪みから太陽光線が漏れて射し込んでくる。

月の山や谷の高低だからほんの一瞬のことだ。

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周辺の見物人から歓声が上がる。

周辺にはツァーのカメラマン以外にも地元の人と思われる見物人がかなりいた。

地元の人は大きな車の後部荷台?に夫婦でふんぞり返って悠然と見物している。

この人たちは体の大きさから見ても、見た目の性格から見ても軽自動車なんぞには乗りそうもない。


皆既になると黒い太陽となる。

“何も黒くならなくても”と思わないでもないが、見ているものは太陽ではなくて月なんだよな。

その縁にプロミネンスと思われる赤い塊が盛り上がっている。

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実はツァー同行の先生からは写真に神経を使いすぎず、肉眼や双眼鏡で見た方が感動するとアドバイスされている。

肉眼や双眼鏡で見ることができるのはこの2分足らずの間だけだ。

ただ、双眼鏡は持ってこなかった。

荷物が増えることと、乱視だから視認が難しいと思ったからだが、やはり持ってきていればよかった。

結局プロミネンスは肉眼では観察できていない。


コロナ!!


コロナの撮影にと、あらかじめ計画したとおり、この時点でカメラのISOをあげる。

肉眼では白い輪のように見える。

21_1016_34.jpg



でも、結果的に露出時間をもっと長くとるべきだった。

露出時間が短すぎると現像の時にレベルを上げてもノイズが出てなかなかいい画像にならない。



2枚、3枚と重ね合わせてみたが・・・

21_1016_39_3.jpg


21_1016_47_2.jpg



結局、13枚エイヤッと重ねて、思い切って画像処理をかけてみた。

21_1017_10~1017_38(13).jpg



これがいい画像と言えるかどうかはわからないが、太陽から放射状に非対称な筋が見える。


もう一回リベンジというわけにもならないから、まあ初心者だからこの程度で満足。

自己満足・自己満足・自己満足

そして、逆ダイヤモンドリング。

21_1017_39.jpg



ISOが高く、露出が長いからなんか趣が違う。

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