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2014.07.07 より

ムラサキツメクサ ::-父と戦争(3)ー [ハイキング]

父の話の続き。

日本軍が外地で行った略奪などの蛮行、このような話題は通常の知人関係では行わないし、避ける。
たまたまその話題になってしまったときがあった。

知人は「日本軍がそのような行為を行うわけがない。非常に厳しい軍規があったから」と言った。
ちなみに彼の父親の従軍経験は内地である。

父の所属した応召兵の部隊では、軍規はあまり守られていなかったようだ。
彼らはしょっちゅう、少人数で駐屯地を抜け出しては近隣の村で食料等の「調達」をやっていたようだ。
まるで「水戸黄門」に出てくる悪代官のようだ。

あるとき、駐屯地を出て遠征に出たことがあり、その替わりに守備隊として職業軍人の部隊が入った。

遠征が終わり駐屯地に帰ると、そこにはたくさんの真新しい墓標があったという。
八路軍の奇襲を受け、壊滅的な損害を受けたのだ。
父曰く、戦闘能力では比較にならないくらい強いその部隊が・・・。

父によれば、職業軍人の部隊は、軍規通り部隊を組んで村々を巡回し、それ以外は駐屯地に籠もっていた。
それ故、周辺の村で八路軍が奇襲を準備し、夜襲を仕掛けたのだという。

なんだか軍規破りの言い訳のようにも聞こえるが、戦争というものは、敵部隊が軍規を守って規律正しいから、攻撃を控えるというようなものではないだろう。
戦争そのものに正当性がないのに、個人や部隊がいかに行動を律しても無意味ということか。決して略奪を肯定するわけではないが。


アカツメクサともいう。
吉和冠山の松の木峠登り口付近の草むらに生えていたもの。

P6172723ムラサキツメクサ縮.jpg

P6172722ムラサキツメクサ2縮.jpg


シロツメクサの花が赤くなったもののように見えるが、葉(小葉)は形が少し違い、楕円であり、白い斑紋がある。

草むらの中ではわかりにくいが、シロツメクサより背が高い。

花言葉は「善良で陽気」。
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