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2014.07.07 より

寒天ゲル中の炭酸カルシウム結晶(再) calcium carbonate clystal in the agar gel [ゲル中結晶]

ゲル法により少なくとも5㎜大の方解石結晶を作りたいという希望は挫折しつつある。

硅酸ゲル、又は寒天、ゼラチンゲル中に重曹を仕込み.塩化カルシウムを拡散させる。

この方法で1㎜台の結晶が得られるのは分かった。

時にはいびつだが、2㎜大のものあった。

以上で得られた小さな結晶を種として、それを育てる作戦を遂行。

3種のゲルと拡散物質の溶液層の間に、塩化アンモニウムの水溶液と硅酸ゲルを挟み、その中に種結晶を置く。

下層のゲル層は重曹や炭酸アンモニウムを含む硅酸ゲル及び寒天、ゼラチンゲル。そして塩化カルシウムを含む寒天及びゼラチンゲル。

上層の拡散物質溶液は下層の物質に応じて、塩化カルシウム又は重曹だ。

結果として種結晶は育たなかった(大きくならなかった)。

結晶成長は単純な要因ではなく、ゲル物質を含む複雑な要因が絡んでいるようだ。

しかし、時間を掛けたこともあり、少し変わった現象も見られたので、後学のために載せておく。

塩化カルシウムを含む寒天ゲル層に成長した結晶

P5307286_50.7ゲル中炭カル結晶縮.jpg

P5307286_50.7ゲル中炭カル結晶2縮.jpg

140529ゲル中結晶3.jpg

50.7_140604_1.jpg

50.7_140604_3.jpg


以前にもあったのはあったのだが、白い球状の結晶?

結構大きくなっている。

角い結晶は少し半透明っぽい。

角いものは通常いわれるカルサイトというヤツだろうか。

そうであれば、透明度が悪くいびつだが方解石ということになる。

炭酸カルシウムの結晶には他にアラゴナイト(アラレ石)、バテライト(天然にはない)があるそうだ。

それぞれ結晶構造が違うが、X線解析で判別できるようだ。

球状結晶は何だろうか?

けっこう正確に球形で、表面が白墨を固めたように真っ白だ。

参考に同じ一連の実験であるゼラチンゲル中の球状晶を載せる。

140529ゼラチンゲル中バテライト.jpg

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