SSブログ
2014.07.07 より

リーゼガング環 続水酸化マグネシウム Liesegang ling of Mg(OH)2 No.1 [リーゼガング現象]

リーゼガング環 続水酸化マグネシウム


このところ急に涼しくなった。

夜が眠れなかった自分にはホッとしたところだが、まあこれで秋とはいかずに、また暑くなったりはするんだろうけれど、まっ一息ついた。

夏風邪もやっと収束段階に来たし。

ところで、ぼけ防止のために数学の通信教育を始めた。

だが、集中力が無くて全然進まなくて、もう期限が来るというのにレポートが出来ない。

こりゃダメかも!


アンモニア水による水酸化マグネシウムのリーゼガング環の実験は以前載せたが、その続き。

今度はアルカリ液として
濃アンモニア水の10倍液(約1.5Mくらい)
モノエタノールアミン(モノエタ)1.5M水溶液
 (モノエタノールアミン=アミノエタノール)
水酸化ナトリウム(NaOH)1.5M

ゲル層は
寒天ゲル、塩化マグネシウム0.1M、フェノールフタレイン、防かび剤

温度10℃ 恒温庫

開始日は 6月21日 終了撮影日は 8月27日

P8277911_58.1.2.3トーン・アンシャープ縮.jpg


前回は濃アンモニア水だったが、今回は薄いので環と環の幅が広くなる。

モノエタノールアミンでアンモニアの挙動と同様の環ができるかどうか興味があったが、それは問題なく出来た。

ただ、展開時間はかなり遅い。フェノールフタレインの発色で観察。

水酸化ナトリウムでも水酸化マグネシウムの沈殿は出来るが、環は出来ない。

公表された研究報告によると“N-メチルアセトアミド”を併用すると環ができるのだそうだ。

その原因については、その報告では触れていない。

環ができるには生成した沈殿物質が即沈殿するのではなく、過飽和のような一種のタメが必要なのだと思う。

それが水酸化ナトリウムにはなく、アンモニア水やモノエタにはある。

想像をたくましくすればいくらでも原因を思い浮かべられるが、今の自分には確証を得る手段がない。

蛇足だが、2~3回目となると当初の感激は薄れてしまうので、できあがった環模様が美しく見えない。

寒天は不透明なのでゼラチンの方がいいが、暑さに弱いので恒温庫からの出し入れでゲルが傷んでしまう。

nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0

今朝の灰が峰サルスベリ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。