2014.07.07 より
M45 プレアデス星団(すばる) [天体]
“すばる”をきれいな絵にする。
ただ、肉眼や双眼鏡で見るだけでもきれいで不思議な天体だと思うが、いわゆる「天体写真」で見る“すばる”は別な感動だ。
メローペ周辺の大きなうねる星雲、その隣のアルキオネの漂う雲のような星雲。
これらは写真に撮って画像処理をしなければ見ることができない。
肉眼や双眼鏡で直接確認できない絵など、実際にそうであるのか、あるいは強引な画像処理でタマタマ現れた蜃気楼のような像なのか確信できない。
当方は素人であるから、プロやマニアが撮った写真と見比べながら、やはりそうなのかと納得する次第なのだ。
モヤモヤとした星雲などその時々で形が違いそうなものだが、もちろんそれは冗談で、いつ見ても誰が撮っても同じ形をしている。
ただ、背景にのまれて消えていたり、ノイズに紛れたりしているものがあるのは腕や機材のせいなのだが。
といっても実際の星雲は高速で動いているはずなのだが、何しろ広大な宇宙空間のことだから我々の短い一生あたりでは止まっているとしか見えないだけなんだ。
さて、今回は30秒露出のものを300枚ぐらい撮り、いろいろに重ね合わせてみたのだが、200枚のものを載せる。
原画が悪いのか。そのときの画像処理がタマタマ悪いのか、300枚にしてもあまり良くないし、色合いも気に入らなくなってしまうのだ。
結局、トーンカーブとかの画像処理をトライアンドエラーで試みていくしかないのだが、今までは結果オーライでやってきていたので、理屈が理解できていないし、再現性も他への応用もできていなかった。
今回、時間をかけてやったおかげで少し感じがつかめた部分が出てきた。
マニュアル通りというよりは、画像の状況に応じて変えていくことが必要だということだな。
メローペ星雲の端の方、写真では下部の星雲が赤みを帯びている。
青だけだと思っていたが、こういう色合いもあったんだということを初めて認識した。
次に200㎜望遠レンズで撮ったものを載せる。
南中時の真上にある“すばる”は青っぽい集団だが、それから少し外れたところにもメンバーの星が存在する。
星は濃いガスの中でガスが集積して生まれるが、当然1個だけ生まれるのではなく、多数生まれ、先にできたものから次第に離れていく。
“すばる”は若い星で、同じガスの中で誕生したものがこれから次第に離れていく過程のようだ。
ちなみに、ややこしいことだが、青く輝く星雲のガスはこの星々を誕生させたガスではなく、たまたま通りかかったガスやチリなんだそうで、それが星からの紫外線を受けて輝いている。
この星々は若いけれど活動が活発過ぎて短命だそうなのだが・・・。
さらについでに一年前に撮って載せていたものだが、画像処理をやり直してみたので載せる。
少し星雲がくっきりし、星も引き締まった。
カメラはソニーのカメラで改造していないので、星雲のピンクはあまり映っていないが、50枚(25分)の重ね合わせにしてはよく映っている。
カメラの感度なのかよく分からない。
このカメラ、フルサイズなので、映る範囲が広いと喜んでいたのだが、画面の周辺は周辺減光なのか構造的なケラレなのか暗く沈んで使い物にならず、トリミングで除去せざるを得ない。
どうも望遠鏡には合わないみたいだ。
画像処理の結果だが、総体的に良くなったとは思うが、星の中心部分の明るさに際が目立ちすぎる。
これが階調の破綻というやつかもしれない。
腕の方はまだまだだ。
ただ、肉眼や双眼鏡で見るだけでもきれいで不思議な天体だと思うが、いわゆる「天体写真」で見る“すばる”は別な感動だ。
メローペ周辺の大きなうねる星雲、その隣のアルキオネの漂う雲のような星雲。
これらは写真に撮って画像処理をしなければ見ることができない。
肉眼や双眼鏡で直接確認できない絵など、実際にそうであるのか、あるいは強引な画像処理でタマタマ現れた蜃気楼のような像なのか確信できない。
当方は素人であるから、プロやマニアが撮った写真と見比べながら、やはりそうなのかと納得する次第なのだ。
モヤモヤとした星雲などその時々で形が違いそうなものだが、もちろんそれは冗談で、いつ見ても誰が撮っても同じ形をしている。
ただ、背景にのまれて消えていたり、ノイズに紛れたりしているものがあるのは腕や機材のせいなのだが。
といっても実際の星雲は高速で動いているはずなのだが、何しろ広大な宇宙空間のことだから我々の短い一生あたりでは止まっているとしか見えないだけなんだ。
さて、今回は30秒露出のものを300枚ぐらい撮り、いろいろに重ね合わせてみたのだが、200枚のものを載せる。
原画が悪いのか。そのときの画像処理がタマタマ悪いのか、300枚にしてもあまり良くないし、色合いも気に入らなくなってしまうのだ。
結局、トーンカーブとかの画像処理をトライアンドエラーで試みていくしかないのだが、今までは結果オーライでやってきていたので、理屈が理解できていないし、再現性も他への応用もできていなかった。
今回、時間をかけてやったおかげで少し感じがつかめた部分が出てきた。
マニュアル通りというよりは、画像の状況に応じて変えていくことが必要だということだな。
メローペ星雲の端の方、写真では下部の星雲が赤みを帯びている。
青だけだと思っていたが、こういう色合いもあったんだということを初めて認識した。
次に200㎜望遠レンズで撮ったものを載せる。
南中時の真上にある“すばる”は青っぽい集団だが、それから少し外れたところにもメンバーの星が存在する。
星は濃いガスの中でガスが集積して生まれるが、当然1個だけ生まれるのではなく、多数生まれ、先にできたものから次第に離れていく。
“すばる”は若い星で、同じガスの中で誕生したものがこれから次第に離れていく過程のようだ。
ちなみに、ややこしいことだが、青く輝く星雲のガスはこの星々を誕生させたガスではなく、たまたま通りかかったガスやチリなんだそうで、それが星からの紫外線を受けて輝いている。
この星々は若いけれど活動が活発過ぎて短命だそうなのだが・・・。
さらについでに一年前に撮って載せていたものだが、画像処理をやり直してみたので載せる。
少し星雲がくっきりし、星も引き締まった。
カメラはソニーのカメラで改造していないので、星雲のピンクはあまり映っていないが、50枚(25分)の重ね合わせにしてはよく映っている。
カメラの感度なのかよく分からない。
このカメラ、フルサイズなので、映る範囲が広いと喜んでいたのだが、画面の周辺は周辺減光なのか構造的なケラレなのか暗く沈んで使い物にならず、トリミングで除去せざるを得ない。
どうも望遠鏡には合わないみたいだ。
画像処理の結果だが、総体的に良くなったとは思うが、星の中心部分の明るさに際が目立ちすぎる。
これが階調の破綻というやつかもしれない。
腕の方はまだまだだ。
2015-11-26 10:57
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