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2014.07.07 より

久々のゲル中結晶 塩化銅(Ⅰ)? [ゲル中結晶]

表題に“?”が付いているのは正体がちょっと怪しいからだ。

まっ、いいね!

どうせ自分のブログだから・・・。

試験管中の硅酸ゲル中で塩化銅の結晶を作成してみた。

118-07_170723tx.jpg



下部は食塩を含む硅酸ゲル

上部は硫酸銅(Ⅱ)、亜硫酸水素ナトリウムの水溶液


写真は開始後、半年を過ぎたもので、溶液が拡散し終えているので、色が上下とも同じようだ。

ゲル中に結晶ができている。

近接写真

118-07近接2_170723.jpg



塩化銅(Ⅰ)というからには銅のⅠ価塩を使うべきだろうが、新たに購入するのも何なので、亜硫酸水素ナトリウムで還元してもらうことにした。

ゲル中の食塩と反応して難溶性の塩化銅(Ⅰ)を生成するという段取りだ。

化学辞典で見ると塩化銅(Ⅰ)は白色の正四面体となっている。

本当に正四面体できたなら結晶作りの醍醐味だあぁ

で、取り出してみた結果は?

No2.jpg


No3.jpg


No5.jpg


No10.jpg



1辺が1.5㎜ぐらいの緑色の三角錐

ところどころハゲハゲに白くなっている。

緑色は酸化してⅡ価塩になっている部分だろう。


参考に、開始して一月ぐらいの写真

A053 - 20170217_102410.jpg


A059 - 20170217_102637.jpg


A064 - 20170217_102845.jpg



まだ、結晶形が定まらない感じだ。


公表されている文献によると、塩化銅(Ⅰ)の塩酸溶液を拡散・希釈し、析出させる方法で7~8㎜の結晶を得たとある。

それに比べると、我が方は緑っぽいし、形が崩れてるし、小さいし・・・。

でもいいんだ。それでも感激だ。

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