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2014.07.07 より

油彩教室(10) 出品作その1 [絵]

音楽、特に楽器の演奏や歌は、当然だが楽譜があり、その通りに演奏をし、歌わねばならない。それから外れれば、誤りということになる。

ややこしいことに、自分が音痴で正確には歌えない人でも、他人が調子外れの歌を歌っていることはわかるのである。

だから歌や演奏には正解があると思う。
もちろんある水準以上の人には、また別の意味で、正解がないとかいうこともあるかもしれないが、それはここの話とは関係のない話だ。

音楽も含めて芸術には基礎的教育が必要だ。
できないやつにもできないなりの教育がなされるべきだ。

それによって楽しみも広がる。
俺の中学時代はそう意味では暗黒だ。
音楽の教師たるや、まともな授業をやった記憶がない。

あの男の記憶は、ブラスバンドの指揮を執る姿、気まぐれに生徒を殴る姿、ペーパーテストで成績のよかった自分に苦笑しながら、通信簿に5(最大の屈辱)をつけた姿ぐらいしかないのだ。


入門教室作品展への出品作その1
「若い女性」 デッサン(鉛筆画) F15号相当の画用紙

P2080144.jpg



このモデルの女性、実は先生の娘さんである。
今、大学生かな。

多分であるが、YWCAのデッサン教室でも描いたことがあると思う。
そのときは、たぶん高校生。

そのときの絵と比べれば、かなり進歩したと思う。

ただ、そのときも、描いた当分はよく描けたと思ったのだ。

しかし、家に飾って毎日見ている内に、なんだこんなものと思うようになり、そのうち、もう見たくないという絵になってしまった。

今この絵も、なんだこんなものという段階には来ていないが、描いた当分の評価からは落ちつつある。

それで、この絵を出品したら、先生が自分の娘をこんなに描きやがってとか怒らないだろうかと心配になり、自分で見つけた矛盾点は直し(写真はなかったので、自分で矛盾点を想像して修正した。これはいい訓練になった)、背景も少し変え、その上で先生に直してもらった。

先生は、左足のつま先の向き(自分でも変だと思っていた)を修正し、椅子も修正してくれた。いちいちごもっとも。はじめから自分で直しとけよ(-_-;)。

いかな先生でも作品自身の質を上げるのは無理だろうね。
ともかく、先生に出品してもいいか?と問い、同意を得たのだ。
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