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2014.07.07 より

リーゼガング現象 -銅・アンモニア- [リーゼガング現象]

今日は穏やかないい天気だ。

昨夜というか、今朝というか、天体撮影したが、火星撮影には失敗した。
赤道儀の関係で南中前に撮ろうと焦って、結局カメラの撮像面に導入できずにタイムアウト。

それはそうと、TVの局所予報で呉地域は夜中の1時から朝9時まで曇りとなっていた。
二日連続でほぼ同じ予報。
余所もそうなら別にありがちなことだが、中四国含めてほぼ全域で晴れなのである。
それで土曜はパスしたが、朝起きてみると日が出ているし、夕べは後がないので実行した。

2時頃まで奮闘したが、もやっていて灰が峰の影はやや淡かったものの晴れていた。
それ以上はじじいの体力を考えて中断したが、いったいあの予報は何だったんだろう。

山に囲まれた港町呉の夜のモヤを濃いとみて曇りとしたのか?
どうでもいいが気になる。



リーゼガング現象 -銅・アンモニア-

これもリーゼガング現象といえるのだろうか?

子供の教育向けに出版された本にもリーゼガング現象として、あの元祖の「硝酸銀-重クロム酸カリ」系とともに掲載されているのだから、そうなんだろう。

P3065519硫酸銅-アンモニア1縮.jpg

P3065508硫酸銅-アンモニア2縮.jpg


しかし、縞の間隔はどうみても等比級数的ではないし、濃い縞の部分の下に鏡で映したみたいにゴーストのような縞模様ができている。

最初、アンモニア水をゲル層の上に乗せたときは、拡散につれて濃い青色がゲル層に広がっていく。

これはその色からして、銅-アンミン錯体と思われる。

当然これは沈殿物質ではないから縞模様とはならない。

しばらくこれが進行していくと、やがて拡散の先端部分に写真のような縞模様が現れ、拡散の進行と共に縞模様の長さも拡がっていく。

解説書もないし、分析もしていないから、間違っているかもしれないが、この青白い層は水酸化銅の沈殿と思われる。

何故縞模様となっているか?

他のリーゼガング現象の成り立ちを参考にすれば、間に挟まっている、より白いリングは銅分が少ない部分か?

ゴースト部分は、非常に淡いものの、沈殿部分と非沈殿部分の縞模様となっている。

青白い部分とゴースト部分との境界がはっきりしていて何か異様だ。

どこかに解説文献がないかと探してはいるのだが、ちょっとまだ見つからない。

このような研究は主に50年以上前に行われていると思われるのだが、古い文献は書庫に入っているとかいって、一般には入手が出来なくなっている。
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