2014.07.07 より
リーゼガング現象(Liesegang phenomenon) 水酸化銅[Cu(OH)2] [リーゼガング現象]
一方に栓をしたアクリルパイプに、0.1M硫酸銅を仕込んだ寒天溶液を注入し、ゲル化した後、その上に濃アンモニア水5倍液または3Mモノエタノールアミン水溶液を加えて放置すると、ゲル層の銅イオンが拡散した部分は薄青色から濃い青に変色する。
銅イオンがアンミン錯イオンになったため(と推定する-教科書知識)。
しばらくすると、濃い青の先端に濃い青と薄い青の細かい縞模様が出来ているのが分かる。
その部分もアンモニアやモノエタノールアミンのアルカリ液が到達している部分と思われるので、濃い部分は銅のアンミン錯イオン、薄い部分は水酸化銅と推定される。
成り立ちからいって、銅イオンに対し、アンモニアやモノエタノールアミンが過剰な部分はアンミン錯イオンに、薄い部分は水酸化銅が優勢となると考えられる。
下部から拡散し、上昇する銅イオンと上部から拡散し下降するアンモニアやモノエタノールアミンが交わるところで波動のように濃淡がおき、縞模様となっているのか?(ショージキ、理論解析できない頭ではイメージなりとも浮かべたいのだが、まだその段階に至っていない。)
上部に置いたアルカリ液は濃いので拡散が進むと生起していた縞模様は上から消え、下部には新たに形成される。
つまり、沈殿していた水酸化銅は濃いアンモニア水やモノエタノールアミンによってアンミン錯イオンとなり再び溶解するのである。
前回、濃アンモニア水と硫酸銅でやった実験はゼラチンゲルだったが、今回は夏場だったので、寒天ゲルで行っている。
30°以上ではゼラチンゲルが崩壊する恐れがあると思ったので。
ゲルの違いなのか、アンモニア水を薄めたせいなのか、アンモニア水の系では縞模様が識別困難なほど薄い。
モノエタノールアミンでは縞模様に縦にひびが入っているものの問題なく形成された。
実験開始は2014.07.15 。
モノエタノールアミン 3M でのもの
縞部分の拡大
濃アンモニア水5倍液でのもの
縞部分の拡大
いずれも縞は確認できるものの、縞間隔の法則性が表れているとは言い難いものであった。
まっ、今後の課題。
銅イオンがアンミン錯イオンになったため(と推定する-教科書知識)。
しばらくすると、濃い青の先端に濃い青と薄い青の細かい縞模様が出来ているのが分かる。
その部分もアンモニアやモノエタノールアミンのアルカリ液が到達している部分と思われるので、濃い部分は銅のアンミン錯イオン、薄い部分は水酸化銅と推定される。
成り立ちからいって、銅イオンに対し、アンモニアやモノエタノールアミンが過剰な部分はアンミン錯イオンに、薄い部分は水酸化銅が優勢となると考えられる。
下部から拡散し、上昇する銅イオンと上部から拡散し下降するアンモニアやモノエタノールアミンが交わるところで波動のように濃淡がおき、縞模様となっているのか?(ショージキ、理論解析できない頭ではイメージなりとも浮かべたいのだが、まだその段階に至っていない。)
上部に置いたアルカリ液は濃いので拡散が進むと生起していた縞模様は上から消え、下部には新たに形成される。
つまり、沈殿していた水酸化銅は濃いアンモニア水やモノエタノールアミンによってアンミン錯イオンとなり再び溶解するのである。
前回、濃アンモニア水と硫酸銅でやった実験はゼラチンゲルだったが、今回は夏場だったので、寒天ゲルで行っている。
30°以上ではゼラチンゲルが崩壊する恐れがあると思ったので。
ゲルの違いなのか、アンモニア水を薄めたせいなのか、アンモニア水の系では縞模様が識別困難なほど薄い。
モノエタノールアミンでは縞模様に縦にひびが入っているものの問題なく形成された。
実験開始は2014.07.15 。
モノエタノールアミン 3M でのもの
縞部分の拡大
濃アンモニア水5倍液でのもの
縞部分の拡大
いずれも縞は確認できるものの、縞間隔の法則性が表れているとは言い難いものであった。
まっ、今後の課題。
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