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2014.07.07 より

オリオン座星雲 the Orion Nebula [天体]

昨日は珍しく一日中、晴れていた。

夜は、木星の赤班が見えるタイミングでしかも衛星が近くに見えるというシチュエーションなので、それに集中して撮影した。

うまくいっているかどうかは分からないが、寒いのはやはり寒かった。

11時過ぎに撤収。

今日も穏やかな天気で晴れている。

これから崩れる予報のようだが、少しずつ春めいている気がする。


表題の件。

オリオン座星雲については最近でも載せた。

今が季節なのだから何回でもということもあるが、階調を強調してみせる手法を試みてみた。

今度は改造カメラで撮ったものを同じ手法で作ってみた。

30s(13)_10s(70)_5s(70)レ・ト2・デジ1縮.jpg



上の写真について、彩度の高い赤色にしたもの。

30s(13)_10s(70)_5s(70)レ・ト2・デジ3彩縮.jpg



この日は赤道儀の調子が悪くて、30秒露出の画像の大半が流れてしまい、ちょっと不満ではあるが、まあまあ自己満足だ。

目で見た感じと写真の感じは違うという。

あるいは写真から写した絵はおもしろくないという。

なぜだと考えた場合、その理由の一つがこの階調の問題だと思う。

カメラの場合、一定程度以上の明るさはすべて白となる(白飛び)。

もちろん一定程度以下の明るさは黒である。

この“白”にも“黒”にも段階はない。

ところが人間の眼には脳というコンピューターがついているので、見えない部分を見たければ露出を調整したりして浮かび上がらせ、あわせ画像にしてみているのである。

だからカメラの画像が正確だからといって人間の眼を超えているとは言い切れないのである。

絵画は人間の脳の一つの表れである。

だから写真とは別次元でおもしろい。

ところで、写真も一枚の画像では階調の制約があるが、天体写真のように露出を変えたものを重ね合わせれば、むりやり一枚の画像の中に“白”や“黒”の濃淡をつけることができる。

一般の風景写真でもこんな写真が流行しつつあるようだ。

デジカメだったら簡単に重ねることができるし、感度の高いデジカメも出てきているから・・・。

ちょっとなんだか不思議な感じの写真になっている。
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