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2014.07.07 より

2015年の木星 Jupiter [天体]

今年の木星の衝(ショウ、太陽、地球、木星が一直線になる)はとっくに過ぎた。

今、木星の南中は22:30ぐらい。

写すには最適の時期だが・・・。

なかなかいい写真が撮れない。

去年、一昨年の写真を見てみるとなかなかうまく撮れている。

星雲や銀河と違ってカメラが同じだから、後は熱意とシンチレーション(大気の揺らぎ)勝負だから仕方ない面がある。

天候などのチャンスは同じようだと思うので、、熱意が落ちてきたのか?

まあそれでも、寒くて県北の方に雪が降っているような日は惨憺たる画像しか撮れなかったが、少し暖かみが増してきたらまあまあの写真が撮れたので載せる。

v11_150214_2248stack200w3レ・ト回.jpg



上の写真の10分後

v13_150214_2258stack200w2レ・ト回.jpg



たった10分でも、赤班やエウロパが動いているのが分かるだろう。


次の写真はフルサイズで感度がいいデジカメα7sで撮ったもの。

150220_63mm拡1_3stack200w1レ回トリ縮.jpg



残念ながら映る範囲が広くなった以外はいい面がない。

上二つのDFKカメラとα7sで木星画像あたりの画素を比較計算したところ、ほぼ同じだった。

ということはやはりDFKに軍配が上がるのか?

もちろん日が違うので何とも正確な比較ではないが・・・・。


ところで今日(26日)未明(0時過ぎ)には、木星の衛星同士(イオとエウロパ)が重なって見えるという珍しい現象が起こっていたはずだ。

一応、起きて確認するつもりだったが、あいにく雨が降っていたので寝てしまった。

木星はおよそ12年で太陽の周りを一周するが、今年は太陽が木星の赤道上を通る、地球でいえば秋分や春分にあたるらしい。

衛星はおおまかに赤道上にあるから、地球の春分あたりで木星を見ると同一平面上に衛星がある確率が高くなり、重なって見えたり、別の衛星の影に入って見えなくなったりする現象が起こるようだ。

今年は天候が今ひとつ良くないことが多く、チャンスを逃すことが多い。
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