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2014.07.07 より

灰が峰のコブシ(タムシバかも、ハクモクレンにあらず) [灰が峰]

今夜は満月に当たるが、半年ぶりの月食の日でもある。

あいにく、宵の口には雷が鳴るような状況で、月食見物どころではない。

今は少し小康状態。


さてタイトルの件

一昨年のこと、花のことが何も分からない自分が、この花を見て、単に白いモクレン(木蓮)なんだからハクモクレンと言ったはいいが、登山中のおばさまに「コブシ(辛夷)」と言われ、念のため呉市役所の公園課に問い合わせ、やはり「コブシ」との回答をもらった。

そのあと、友人によく似た「タムシバ」を紹介され、この近辺で自生のものはコブシよりタムシバが多いと示唆される。

そこで、この間、桜の様子を見に上がったときに、このコブシ?の様子も見に行った。

前にも書いたように桜はまだ咲き始めといった感だったが、このコブシ?たちは見頃だった。

この花は、咲くとすぐ花が反り返るようにゆがむので、全体としてはきれいなのだが、一つ一つの花を見るとあまり美しくない(ただの主観だが)。

だが、この日は咲いて間がないので、完璧な形状の花が多く、今まで見た中で一番きれいだった。

DSC05429コブシ1.jpg


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以上の花が、コブシなのか?タムシバなのか?ということだが、呉市公園課の回答ではこの花は自生で、植栽したものではないことは間違いないみたいだ。

とすると、自生 → タムシバが推定されるが、一方、友人にもらった資料によると、コブシは花の下に(ワープロでハナノシタと打って漢字変換すると必ず「鼻の下」になるのは何故だろう)小さな葉がついているが、タムシバにはない。それが両者の見分け方だとある。

この視点で上の写真を見ると、はっきり花の下に小さな葉があるものがある。

この点から一応、この群落はコブシの可能性が高いといえるのか?

写真を撮る前にもっとこの点を頭に入れておけば、もっと子細に観察できていたのだが、事前勉強というやつは一切頭に入らなくなっている。不思議なものだ。

撮った写真を一枚一枚拡大してみると、どうにも花の下の小さい葉が見あたらない写真もある。

もしかするとコブシ、タムシバが混在?

もう1,2回上がってみて、今度は葉の形を確認してみよう。

この日、帰るときに上ってくる10人ほどのおばさん隊に出会ったが、大声で「コブシだかタムシバだか・・・」とかしゃべっているのが聞こえた。

他の人も多少は気になっているものなんだな。

見かけで区別できないのなら、別種に分類すんなよ!と皮肉な声も聞こえてくる。

この日の1週間ぐらい前になるが、海軍墓地(長迫公園)の入り口付近にある花。

DSC05292海軍墓地1.jpg



すこし盛りを過ぎているが、これは紛れもなくコブシだろう。

同日の「歴史の見える丘公園」の花。

DSC05340歴史の見える丘.jpg


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DSC05342トリ.jpg



これは完全に盛りを過ぎて散りはじめているが、これこそが「ハクモクレン」のようだ。

ちなみに「歴史の見える丘公園」では戦艦大和のドッグだったところ(IHI)が見える。

見頃を過ぎてしまったが、それよりだいぶ前に見たときの写真。

oly20150308_10ハクモクレン蕾1.jpg


oly20150308_13ハクモクレン蕾2.jpg



ぜったいに開花した時を撮りたいと思っていたのに、いろいろあって情けない結果になった。

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