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2014.07.07 より

M51 子持ち銀河 Whirlpool Galaxy [天体]

撮影した日は淡い天体を撮るには不向きな上弦過ぎの月が煌々と照っていた。

何もこんな日に撮らなくてもというシチュエーションだが、このところ天体撮影では連続で惨めな失敗をしている。

この時期、唯一開けている南東から北の空に、このM51をはじめ目標になりそうな天体が、体に負担にならない時間帯に上がるのだ。

晴れた月のない夜にここぞとばかりやったはいいけれど

・晴れていると思ったが、実はもやか薄雲が出ていたらしい。

・ピントを合わせたと思ったが、その後カメラを取り付け、位置調整する際動いていたらしい。

・赤道儀のバランス調整がうまくなくて、星がすべて流れていて・・・[ふらふら]
 
 このバランス調整というのは、今もって分からないところがある。

 一回調整すれば、機材が大きく変わらない限り、変えなくてもいいと思えるのだが、変わってしまっていたのだ。

 その前までは非常にうまくいっていたのに・・・分からない。

 もちろん赤道儀が安物で星が流れやすいということはあるんだろうけれど・・・。


てなことが連続して起こってしまった。

そんなこんなで条件を選んでいる場合ではないのだ。

改造したEOSkissを使う機会なのだから。

そしてその結果がこれ

150331縮.jpg


150331トリ.jpg



なんとかいい写真になった。(自画自賛)

星の流れも、最高とはいえないが最小限になった。

ただ、この後、撮ったM101の時はまたけっこう流れてしまった。

まだ分からない。

今回はハッブル宇宙望遠鏡の写真も拝借。

byハッブル宇宙望遠鏡.jpg



さすがにすごいね。

M51は北斗七星の柄の先に近い部分にある。

しかし星座で言うと、北斗七星は「おおぐま座」だが、M51はその隣の「りょうけん座」に属していることになっている。

地球からの距離は2100万光年、直径は約10万光年。

参考データとして、アンドロメダ銀河(M31)は、地球からの距離が230万光年、直径が22~26万光年だそうだ。

M51は通称「子持ち銀河」と言われていて、二つ連なっている銀河をまとめてM51としているか、大きい方(親の方)をM51A(NGC5194)、小さい方(伴銀河 子の方)をM51B(NGC5195)と表記する場合があるようだ。

形状は、いかにも渦巻き模様そのもので、英語名もそのまんまである。

それほど大きいわけではないが、比較的明るくて美しく、わくわくする。

もっといい写真が撮りたくなる。

それには一ランク上の望遠鏡かな。

それにしても、「子持ち銀河」とは(*^_^*)

誰がつけたか知らないが、ししゃもじゃあるまいし。

せめて「子連れ銀河」ならイメージもふくらむのに

タグ:M51 天体写真
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