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2014.07.07 より

アンドロメダ銀河 M31 [天体]

望遠レンズ200mmで撮ったアンドロメダ銀河第2弾。

この前と違っているところは光害カットフィルターを装着したこと。

重ね合わせ枚数を増やしたことである。

狙いは周辺の暗黒帯をもっと際だたせられないかということ。

天体望遠鏡ではなく望遠レンズを使うのは、もちろん全体像を余すところ無く撮すためだ。

DSC8353~8585(200)加平レ・周減ト・トリCB2.jpg



枚数は300枚分あり、300枚重ね合わせも作ってみたが、比べてみると100枚、200枚と大差なく、むしろ200枚の方が良かった。

というのは、まだ高度が低い時期に撮った写真は鮮明度が不足しているためだと思われる。

とにかく、手前味噌気味ではあるが前回より若干いい写真となったと思う。

ただし、光害カットフィルターの効果は疑わしいと言わざるを得ない。

最終的には画像処理によって街明かり分の明るさは相殺してしまうからだと思う。

大枚を出したわりにはがっかりだが、撮影時にカメラモニターに映る像はコントラストがついて見やすいのは確かなので、その点で効果ありと慰めるか・・・。

意地悪く言えばフィルターによって星の光も一部カットされているわけだから、その分露出時間を要するという、かえってマイナスの面もあるわけで、この功罪となると・・・?

でも、アンドロメダ銀河はいい。

200㎜だから、トリミングして大部分カットするわけだけれど、それでも全体像が余裕で入っているので楽しい。

口径が小さい分はカメラの感度が補ってくれているのだろうか。

これからもよろしく。

アンドロメダ銀河は北半球から見える銀河としては、我が天の川銀河に最も近い銀河だ。

距離 250万光年。

あの夏の第三角のベガ(織り姫星)が25光年、アルタイル(彦星)が17光年、デネブでも3200光年というが、その遠さが際だつ。

実際の大きさは直径22~26万光年で、直径8~10万光年である我が銀河系(天の川銀河)よりも大きく、含まれる恒星は約1兆個という。

肉眼で確認できるわけではないが、視角としては満月の6倍ぐらいあることになる。

写真で白く映っている部分ははるかかなたのおびただしい星々なのだ。

まさに星雲。(今はそう呼ばないが。)

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