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2014.07.07 より

2015ゲル中の炭酸カルシウムの結晶 その2 [ゲル中結晶]

一昨日載せた『装置』と同様のもので、約1ヶ月後に開始した。

違うところは、開始当初の炭酸アンモニウム濃度を0.2Mから0.3Mに上げたこと、そして左右の液とも塩化アンモニウムを共存させたことである。

ちなみに濃度を上げたのは結晶の晶出が遅いのに業を煮やしたため、塩化アンモニウム添加はある意味、逆の作用だが、晶出速度を抑え、結晶を大きくせんともくろんだためだ。

まあ学問的な裏付けがあろうはずはなく、外れの多い山勘であるのは疑いないが。

左右の液交換は、前載と同様に行った。

結果は

DSC01696ホ・ト・シャープ.jpg



取り出した結晶は

新1.jpg


新2.jpg


新3.jpg


新4.jpg



結果からいうと、結晶の大きさはやや小さめ、形状は角張ったものが多いが、平行六面体のような整った形のものはない。

前載のような、くっきりした木の葉状のものもなく、総じて小さな結晶が折り重なった感じ。

反省点をまとめれば

濃度を濃くしたのは間違いで、反対方向だった?

塩化アンモニウムは晶出を抑えるのに効果はあるが、晶出速度を抑えるなら濃度を低くした方がいい。

ゲルは均一にしなければいけない。今回は前載に比べムラがあり、一部は壊れていた。

ああ、つくづく自分の不器用さを嘆く。

この点は何にも増して父親の器用さがうらやましい。

子供時代、目の前で小さなモーターを自製して回して見せたのを思い出す。

あのDNAの少しだけでも自分に入っておれば・・・と思うのだが。

話は違うが、方解石と一緒に黄鉄鉱の結晶も購入したので載せる。

黄鉄鉱_標本.JPG


黄鉄鉱_拡大.jpg



黄鉄鉱は二硫化鉄だが、これは実験室でできそうにない。

でもいいね、大きな立方体に黄金色。

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