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2014.07.07 より

馬頭星雲 [天体]

暖冬の中、つかの間の極寒の日々が去った。

奄美でも雪が、那覇でもみぞれが降ったという。

広島市内でも薄く雪が積もり、交通が乱れたようだが、これは毎年、一冬に1~2回あることだ。

呉市内は白くなった程度、被害はない?

いや、無いことはないだろう。

その日の朝、家のアパート側の水道が凍って出なくなったなと思っていたら、昼前にそのアパートから滝のような音が・・・・。

2階の部屋外の水道管や温水器が破れて水が噴き出している。

家人を通じて大家に知らせようと思ったが、すでに住人はおらず、手の打ちようがない。

この騒ぎは3時頃に収まったが、九州の町では慣れぬ寒さであちこちでこんな漏水が起き、未だに給水が停止されているらしい。


買ったばかりの望遠レンズがうまく使えず、急遽、望遠鏡の直焦点で撮った馬頭星雲。

以前、撮ったものより若干、構図がいいので載せる。

IMG1437~1607(150)加平レ・ト4・ネビュ・トリtxコン.jpg



馬頭星雲(ばとうせいうん)は、オリオン座にある暗黒星雲である。

オリオンのベルトの位置にある三つ星、その向かって左側にあるのが「アルニタク」という星だが、その斜め右下側にある。

暗黒星雲は暗黒なんで、見えるはずないんだが、背景の赤い星雲を背にして、影絵のように浮かび上がる。

この赤い星雲は、散光星雲IC434といい、実体は水素ガスで、写真の右上にある星(オリオン座σ星)が放つ紫外線で発光しているのだ。

馬頭星雲は馬の頭に似ていることから付けられたのだが、大きな星雲の一部で、赤い星雲の前につきだした部分のようだ。

暗黒星雲は宇宙の塵が集まってできているが、それ自身は光らない。

しかし、この塵が次第に集まって新たな星が出来るという。

この星雲の近くにも星の卵があるというのだが、この写真ではわからない。


一方、アルニタクの近くには別の明るい星雲がある。

NGC2024といい、その形から「燃える木」といわれているらしい。

燃える木というよりは、明るい星雲の中を血管のように暗黒帯が走っていて、なんかの内蔵のように見える。


この写真、わかりやすさを狙ってコントラストをかけ過ぎているきらいがある。

そのせいで、アルニタクが大きくなりすぎている。

こんなのなんとかしたいんだが・・・・。



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