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2014.07.07 より

三瓶山の花その3 ネムノキ(合歓の木) [ハイキング]

ネムノキは大きな木で、花はその高い部分にある。

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上の写真は三瓶山を周回する道路沿いにあったものだ。

下は池の畔にある庭園のもので、木は剪定されて整っているが、花は少し盛りを過ぎている。

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花を見た感じでは想像が及ばないが、これ豆科なんだそうである。

豆科というとエンドウ豆を思い浮かべるが、その花は例のごとくチョウチョのような感じである。

ところがこれは同じ豆科でもネムノキ属。

花びらは目立たず、真上に突出した線状の飾りのようなのは雄しべなんだそうだ。

確認してはいないが実は鞘に入っていて、やはり豆科の面目を保っているようだ。

ネムノキという名前は、夜になると葉が閉じて、眠っているように見えることかららしい。

古代からそのように捉えられ、合歓(ねぶ)(眠り)の花と呼ばれ、万葉集にも歌われている。

学校で習った「芭蕉」の俳句に

「象潟(きさかた)や
  雨に西施(せいし)が
  ねぶの花」

がある。

当時の象潟は松島と並ぶ景勝地、西施は傾国の美女。

象潟や西施と並べられるほどの美しさということだ。

「合歓の花」はぱっと見、女性の髪飾り(かんざし)に見えるからじゃないかと思ったのだが、どうもそういう解釈はないらしい。

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三瓶山の花その2 スイレン [ハイキング]

昨日載せた「エゾミソハギ」咲いていた池、姫逃池(ひめのがいけ)にスイレンが浮かんでいた。

スイレンの季節は長いが、ちょうどまっただ中の季節だ。

スイレンはこのブログでも何回か載せていて、いずれもちょうどこんな感じの池だ。

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この透き通るような色合いが美しい。

ピンクは少数派だが、それだけにより引きつけられる。

死んで天国に行けたら、座るのは蓮の花ということになっている。

スイレンは小さいから座れそうにないが、死んでからのサイズは分からないから、もしかしたら座れるかもしれない。

まあでも、せっかくの待遇ではあるが、すぐ腰が痛くなって足を投げ出してしまうだろうな。

そしたら神様(仏様?)にどやされて、池に沈むのがオチだ。
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三瓶山の花その1 エゾミソハギ [ハイキング]

8月の初めに三瓶山に行った。

途中まで三江線沿いになる国道375号線を通って。

以前(2010.05)にも行っているが、そのときも碌な写真が撮れず、ブログに掲載した花の写真は「ヤマルリソウ」のみ。

この時は元気だったんだろう、女三瓶→男三瓶→子三瓶→孫三瓶と一周した記憶がある。

ただ、例によって具体的なことは憶えていない。

登山道が荒れている部分があったことぐらい?

室ノ内(旧火口)には降りていない。


ということで、以前の元気も体力もないので一周は無理だろうが室ノ内は見ておきたいと言うことで出かけたのだ。


話は前後するが、まず載せる花はブログ初のものということで「エゾミソハギ」。

まあガイドブックにも載せていない、大して珍しい花ではないが、本ブログ初登場だ。

宿泊したのは三瓶温泉で、その反対側が青年の家などがある男三瓶の登り口であるが、そのあたりに姫逃池(ひめのがいけ)という『伝説』の池がある。

「エゾミソハギ」はその畔に咲いていた。

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水辺に育つ草で、「ミソハギ」と類似しているが、葉が茎を抱くように付いていることが違いなんだそうだ。

ゴチャゴチャしているように見えるが、花一つ一つはきれいだ。

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三江線 その2 [遠出]

三江線の続きだ。

始発の三次から出て二つ目の駅に「粟屋駅」がある。

写真は並行している375号線の高みから撮っているが、駅舎はヤブの陰で見えない。

駅から発進して直後だ。

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汽車が三次駅を出発して30分余りで「香淀(こうよど)駅」に着くが、そこから発進してすぐのところに江の川を渡る鉄橋がある。

もう午後になっていたので、撮影位置からすると逆光になってしまった。

それでも1両編成の汽車が鉄橋を渡っていく姿は、江の川の水面とあいまって、どこか果てしない地にまでトコトコと走っていくような感覚になる。

車輌自体は広島の街で走っていてもおかしくない姿なのに、それが人影も見えない静寂たる地を走っていくからだろうか。

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香淀駅から昨日載せた「江平(ごうびら)駅」を過ぎて「口羽(くちば)駅」に着く。

三江線の駅は無人駅だから駅舎というより停留所といったおもむきのものが多いが、この口羽駅は立派な瓦葺きの駅舎でなかなかかわいい。

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鉄橋や高架など三江線は莫大な資産だと思う。

もったいないというのは簡単だが、継続を叫んだ人でもどのくらいの人が利用したんだか。

さして観光資源もなく、過疎化で通勤通学者も少ないとなれば仕方ないのか。

老人がたまに病院に行くぐらいでは・・・それさえも利用していたのかどうか。

しかし、375号線を車で走ってみると、かなり細い道が残っている。

普通のバスは通れない。

今、拡幅の道路工事をやっている最中のようだ。

代替バスのルートがどうなるか知らないけれど、今すぐでは単純な置き換えはできない感じだ。
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三江線 [遠出]

盆を過ぎたくらいから咳が続いて、たいしたことはないのでほっておいたのだが、なかなかなおらないので、医者に行ったら「咳ぜんそく」じゃないかという。

風邪を引いたら鼻水やくしゃみが出て、咳も出るのだが、今度ばかしは咳だけ出る。

咳が出るからやる気が失せるのか、咳が出るのを言い訳にしてさぼるのかわからないが、夏の暑さもあってブログをずっとサボってしまった。

そもそも外出せず引きこもっているからブログネタもないのだ。

だが、ようやく夏の暑さも収まり、今や冬の入り口じゃないかと言うぐらい朝が寒くなった。

医者の薬が効いたのか、直る時期だったのか分からないが、咳もようやくおさまった。

何に対しても興味が失せていたのが、少し好奇心が復活してきた。


さて、三次と島根県の江津を結ぶ三江線。

再来年の3月で廃線になるという。

この前、三瓶山に行くのに車で国道375号線を通ったが、その沿線に三江線があるのだ。

375号線は呉から島根県の大田までだから、三江線は三次から島根県の美郷町までほぼ沿っている。(美郷町から分かれることになる)

その車から見るとほんとに趣のある鉄道なのだ。

まあ、鉄道の立場からすれば、見てほめられてもうれしくはなく、「そこまで言うなら乗れよ!」ということになるのだろうが。

それは重々承知なのだが、まあ今回はその姿を撮りたいのでパスし、廃線までには一回は乗ってみたいなと思う。

なんと一回も乗ったことはないのだ。

自分は島根県安来の出身だから、芸備・木次線は何回も乗っているが・・・・。

用もないのに乗ること自体が目的というのは、まだなじめないのだ。

写真はこの前の日曜に、主に375号線から撮ったものだ。

三江線は江の川沿いを走っているのだが、川と山の間の狭い隙間に線路が敷いてあって、だからかなりの区間が高架になっているし、何回も江の川を横切る鉄橋がある。

今作ったら相当お金がかかる代物だと思う。

風情があるが、もったいない話だ。

江平(ごうびら)駅の付近の様子。

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江の川の水面が美しい。

石見都賀(いわみつが)駅付近の鉄橋。

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大部分の区間はのろのろ走っているが、このへんはけっこうスピードを出す区間だ。
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