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2014.07.07 より

系外銀河 M33 [天体]

子供の頃、地球は太陽系にあって、太陽系は銀河系にあって、銀河系は宇宙にある銀河の一つ・・・などと思いを巡らし、宇宙はなんてでかいんだなんて思ってたものだ。

でも、今は“銀河系”というと他の銀河と紛らわしくなるせいか、我が銀河のことを天の川銀河と呼ぶことが多いらしい。

そして、天の川銀河以外の銀河を“系外銀河”と・・・・。


ところで、ずっと認識が誤ったままだった。

アンドロメダ銀河は、我が天の川銀河より小さいと思っていた。

違ったな! アンドロメダ銀河の方が大きい。

それも21世紀に入ってからそうなったんだそうだ。

天の川銀河の直径は約10万光年、一方、アンドロメダ銀河のそれは22~26万光年。

地球からの距離は230万光年


ともに局部銀河というグループに属す。

同じ銀河グループに所属し、この二つより小さいのが M33だ。

M33の直径は6万光年、地球からの距離は300万光年。


ちょうどアンドロメダ銀河と同じ方向で、その少し下に見える(我が家からでは肉眼では見えないが)

だから、アンドロメダ銀河を撮ってから、このM33を撮るのはちょうどいいタイミングなのだ。

同じ銀河団に属しているんだから、他の系外銀河より破格に大きく見える。

アンドロメダ銀河の視直径は約180 ′、このM33でも約73′だ。

月が30.7′だからいかに大きいかが分かる。


でもまあ、大部分は肉眼では見えないんだし、月はあんなに輝いてんだし、実感としてはとてもそうは思えないんだ。


では今回の写真

DSC6774~6894(120)レ3・ト5・デジ・トリ.jpg



参考におととし載せた写真

DSC8833~9046(200)加平レ・周減ト・トリCB・スタシャ.jpg



あんまり変わんないか[モバQ]

というか、周辺部分はおととしの方がわずかに浮かび上がっている気がする。

望遠鏡の口径の差がここに出てきたか[猫]



ブログに書くためにデータを調べていて感じたことがある。

アンドロメダ銀河までの距離が約230万光年、その大きさが25万光年くらい。

意外と距離と大きさの差が小さい。

ホントに近所なんだな。

小さいけどもっと近所の銀河は大マゼラン雲と小マゼラン雲だ。

残念なが北半球では見えない

ニュージーランドに行きたい[飛行機]

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